こんにちは、みんなの暮らしを電気のチカラで応援する「まちエネ」です。
毎月届く「電気ご使用量のお知らせ(検針票)」の細かい部分をじっくり見たことはありますか?
「請求予定金額と領収金額しか見ていないな…」という方はぜひ、検針票をお手元に。
ここでは検針票をかんたんに読み解くポイントと電気料金節約のヒントを前編と後編の2つに分けてお伝えします。
本記事は、前編になります。
そもそも検針票とは?
一般電気事業者(関東エリア、山梨県全域と静岡県東部の場合、東京電力エナジーパートナー/東電EP)で契約されているご家庭では、毎月、ポストに以下の用紙が届いているかと思います。これが検針票です。
※「でんき家計簿」に登録している方のうち、「紙の検針票は不要」との申し込みをしたご家庭にはこれは届きません。

以前はこの用紙を作成するため、検針員が毎月各ご家庭を訪問し、設置された電気メーターを1つ1つ確認して電力使用量を計って回っていたのですが、「スマートメーター」の登場以降、検針のために各家庭を訪問する必要がなくなりました。
「スマートメーター」は、30分ごとの電力使用量を自動的に計測し、送配電事業者(関東エリア、山梨県全域と静岡県東部の場合、東京電力パワーグリッド/東電PG)経由で、契約中の電力会社に通知してくれるもの。
WEB上で電力使用量と電気料金が確認できるようになったので、検針を自動化させるだけでなく、ご家庭でも「電気を使いすぎているから節電しよう」と、タイムリーに気づき、改善しやすくなると期待されています。
では、電気料金はどのように決まるのか?
前述のように電力使用量を計るのは、当然ながら電気料金を算出するためです。
たとえば、東電EPのベーシックな料金プランである「従量電灯B(多くのご家庭はこのプラン)」は、「使った電力量(電力使用量)に応じて電気料金を支払うプラン」なので毎月の電力使用量がどのくらいだったかによって、毎月の電気料金が変わる、というわけですね。
ただ、「使った電力量(電力使用量)✕単価」という計算結果だけで、電気料金が決まっているわけではありません。その他に基本料金があります(再生可能エネルギー発電促進賦課金と燃料費調整額は除く)。
- 基本料金: 10~60Aのうち契約者が決めた契約容量(アンペア数)に応じて決まる料金。
- 従量料金:電力使用量120kWhまで、120kWh超300kWhまで、300kWh超でそれぞれ単価※が決まっていて、この単価と使った電気の量に応じて決まる料金。
※「従量電灯B」の場合、季節や時間帯によって1kWhあたりの単価が変わることはない。
従量電灯Bの具体的な電気料金の計算式で見てみましょう。
基本料金(税込) | 契約容量(アンペア数):月額基本料金 10A:286円、15A:429円、20A:572円、30A:858円、40A:1,144円、50A:1,430円、60A:1,716円 |
従量料金(税込) | 料金単価✕月間電力使用量 ① 最初の120kWhまでの料金単価(東電EPは19.88円)✕120kWhまでの電力使用量 ② 120kWh超300kWhまでの料金単価(東電EPは26.48円)✕120kWh超300kWhまでの電力使用量 ③ 300kWh超の料金単価(東電EPは30.57円)✕300kWh超の電力使用量 月間の従量料金は①、②、③の合計 |
余談になりますが、この契約アンペア数は、一度に使える電気の最大容量のことなので、必ずしも「低いアンペア数で契約して、電気料金を安くしよう!」ということが“節約のコツ”なわけではありません。
もし契約アンペア数が小さすぎると、たとえば「エアコンと電子レンジを同時に使うとブレーカーが落ちる」なんてことも…!
日々の生活の中で、「あぁ! ブレーカーが落ちた!!」というわずわしさを避けるなら、自分のライフスタイルや使う電気機器の消費電力に応じたアンペア数を確認し、契約アンペアを決めるようにしましょう。
後編では「まちエネ」の電気料金の決まり方を解説いたします!
<参考>
資源エネルギー庁「電気料金について」
https://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/electric/fee/stracture/spec.html