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エアコン(クーラー)冷房時の電気代は? つけっぱなしや1か月の電気代、節約方法をご紹介

まちエネコラム-こんにちは、まちエネです。暖房や冷房など、季節ごとにエアコンは欠かせない存在ですが、その電気代が気になりますよね。 お家にある家電の中でもエアコンは最も電気代が高いことが分かっています。 今回は、具体的な電気代の計算とエアコンの効率的な利用方法に焦点を当て、家計にやさしい節電の秘訣をご紹介していきます。

こんにちは、まちエネです。

暑い夏場にエアコン(クーラー)の冷房は欠かせない存在ですが、その電気代が気になりますよね。お家にある家電の中でもエアコンは最も電気代が高いことが分かっています。エアコンはモデルにもよりますが、1時間あたりの電気代は30円、24時間つけっぱなしにした場合、電気代は720円ほどかかります。

参考:家庭でできる省エネ 経済産業省 資源エネルギー庁

今回は、具体的な電気代の計算とエアコンの効率的な利用方法に焦点を当て、家計にやさしい節電の秘訣をご紹介していきます。

エアコンは暖房の方が冷房よりも電気代が高い傾向

エアコンの電気代は、室温と設定温度の差が大きく影響します。エアコンは室内の温度を調整するために室外の空気と室内の空気を循環させることで動いており、その際に両者の温度差が大きければ大きいほど、多くのエネルギーが必要になります。

具体的な例を挙げると、外の気温が0℃で暖房の設定温度が16℃の場合、温度差は16℃です。一方で、外の気温が35℃で冷房の設定温度が27℃の場合、温度差は8℃となります。

このように、一般的には暖房の方が温度差が大きいため、暖房を使う冬場の方が電気代も高くなりやすい傾向があります。

年間で電気代が高い月はいつなのかは「電気代が高いのは夏or冬?使う電気の量以外にも気を付けるポイント」のコラムでご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

エアコン(クーラー)の冷房と除湿の違い

まちエネコラム-エアコンの電気代に関して、除湿機能も影響を与えます。ただし、除湿の電気代は機能によって異なり、「ドライ(弱冷房除湿)」のような湿度を下げるだけの機能は、冷房よりもリーズナブルな消費電力で済む傾向があります。

エアコンの電気代に関して、除湿機能も影響を与えます。ただし、除湿の電気代は機能によって異なり、「ドライ(弱冷房除湿)」のような湿度を下げるだけの機能は、冷房よりもリーズナブルな消費電力で済む傾向があります。

しかし、同じドライという機能の中でも、「再熱除湿」と呼ばれる「温度を下げずに除湿のみを行う」機能を使用すると、電気代が大きく変動します。再熱除湿は湿度を下げるために冷却した空気を再び温めるため、電気代が上昇します。

夏場には、除湿で下げた温度を再度暖めるため、冷房機能と暖房機能を同時に稼働させている状態となり、電気代が高くなりやすいです。

まとめると、「弱冷房除湿<冷房<暖房<再熱除湿」の順番で電気代が高くなる傾向があります。利用する機能によって電気代が変わることを考慮し、適切な設定を心掛けることが節約のカギとなります。

エアコンの冷房と除湿の比較や使い分けのポイントについてはこちらのコラムをご覧ください。

エアコン(クーラー)冷房の電気代はいくら?

1時間あたりのエアコンの電気代は以下の式で計算されます。

「1時間あたりの消費電力(kW)×使用時間(時間)×料金単価(円/kWh)」

通常、エアコンの消費電力はモデルに依存しますが、ここでは1,000W(1kW)を仮定します。電気料金単価が1kWhあたり30円、毎日8時間ほどエアコンを使用すると仮定しますと、月の消費電力は1kW x 8時間 x 31日 = 248kWh。

月のエアコンの電気代は248kWh x 30円/kWh = 7,440円となります。

1時間あたりの電気代は30円、もしも24時間エアコンをつけっぱなしにした場合、電気代は720円かかることになります。

使用時間電気代
1時間30円
8時間240円
1か月(30日)7,440円
※電気料金単価は30円/kWhにて計算

部屋の広さ別でみるエアコン(クーラー)の冷房の電気代

部屋の広さによってエアコン(クーラー)の冷房にかかる電気代が異なります。部屋が広いと、エアコンがカバーすべき空間の体積が増え、より多くの電力を消費するため、電気代が上がります。

また広い部屋では冷気が均等に行き渡るまでに時間がかかるため、運転時間も長くなる傾向があります。

部屋の広さに対して適切なエアコンを選ぶことで、エアコンの運転が効率化されます。適切なエアコンを選んでいない場合、設定温度に冷やすためにエアコンが常にフル稼働し、無駄な電力を浪費してしまいます。

例として、ダイキンのRシリーズにてそれぞれの畳数別のエアコン(クーラー)の冷房時の消費電力の目安からお部屋の広さごとの電気代を比べてみましょう。電気料金単価は30円/kWhとします。

  • 6畳程度向け:AN224ARS-W(390W)
  • 8畳程度向け:AN254ARS-W(470W)
  • 10畳程度向け:AN284ARS-W(550W)
  • 14畳程度向け:AN404ARS-W(965W)
  • 18畳程度向け:AN564ARP-W(1,500W)
  • 20畳程度向け:AN634ARP-W(1,750W)
  • 23畳程度向け:AN714ARP-W(2,210W)
  • 26畳程度向け:AN804ARP-W(2,910W)
お部屋の広さ(畳数)1時間の電気代
6畳程度11.7円
8畳程度14.1円
10畳程度16.5円
14畳程度28.95円
18畳程度45円
20畳程度52.5円
23畳程度66.3円
26畳程度87.3円
※電気料金単価は30円/kWhにて計算

1年間で計算する方法:期間消費電力量も参考にしましょう

エアコンの消費電力から電気代の目安を計算する方法を紹介しましたが、注意が必要です。エアコンの消費電力は最小と最大の値に大きな差があり、一定の消費電力だけを使って計算すると、実際の消費電力と合わない結果が出る可能性があります。

なぜなら、エアコンは24時間稼働していたとしても、使用電力量は均等ではなく、状況によって変動するからです。実際の使用パターンや外部環境によって、消費電力が上下することを考慮しなくてはなりません。

そこで、エアコンの電気代の指標となる「期間消費電力量」を参考にしてみましょう。

これは、ある期間内にエアコンを使用して消費した電力の総量を示すものです。通常、この期間は1か月や1年などを指し、単位は一般的に「kWh(キロワットアワー)」で表されます。

期間消費電力量は、各エアコンメーカーが提供する情報であり、一般的には製品のカタログや関連資料に詳細が掲載されていますので、チェックしてみましょう。

エアコン(クーラー)冷房時の電気代をおさえる方法

それではここから、節約できるエアコンの効率的な使い方をみていきましょう。

エアコン(クーラー)の冷房を28℃に設定する

冷房の適切な設定温度は何℃が良いのでしょうか?「クールビズ」と呼ばれる地球温暖化対策の取り組みでは、夏季の室温の目安を28℃としています。

参考:「クールビズ28℃」の真実 多くの人が「○○の○○○○」と思っていた!?環境省

ただし、暖房のウォームビズと同様、この28℃は室温の目安であり、エアコンの設定温度を必ずしも28℃にすることを勧めているわけではありません。クールビズでは、適正な温度(28℃目安)で快適に過ごすためのライフスタイルに注意を促しています。

夏季には窓辺からの西日や家具の配置によって、室内が十分に冷却されないこともあります。人がいる場所の実際の温度を確認するには、気温計などを使用しましょう。

同時に無理をしすぎないように注意する必要があります。体調を崩さない範囲で、室内の温度調整を行うことが重要です。夏季は湿度も高くなるため、除湿機を上手に活用して快適な環境を作り出しましょう。

サーキュレーターで空気を循環させる

まちエネコラム-エアコンの設定温度をうまく調整することで、消費電気量を減らし節約する方法をご紹介いたしましたが、そもそもエアコンの使用を抑えていくことも大切です。  サーキュレーターで空気を循環させ効率よく部屋の温度を上げたり、下げたりすることも、快適に過ごしながらエアコンの使用を抑えることができます。

エアコンの電気代削減に効果的な方法の一つは、サーキュレーターの活用です。

サーキュレーターで空気を循環させ効率よく部屋の温度を上げたり、下げたりすることも、快適に過ごしながらエアコンの使用を抑えることができます。

お部屋の断熱効果を高める

またそもそもお部屋の断熱効果を高めることも一つの手段です。部屋の断熱を強化することで夏の暑さを抑え、エアコンの使用を削減し快適な生活を実現できます。

窓やドアの隙間を遮断し、断熱性の高いカーテンやブラインドを利用することで、外気の影響を軽減できます。また、屋根や壁に断熱材を使い、外部からの気温変化を防止しましょう。

さらに植栽や遮熱フィルムを組み合わせることで、エアコン使用の頻度を減少させ、電気代も節約できます。手軽な断熱対策から始め、快適な室内環境を実現しましょう。

エアコンを省エネモデルに買い替える

まちエネコラム-経済産業省資源エネルギー庁のデータによれば、2008年と2018年を比較すると、エアコンは10年前のものと比べて約17%の省エネ効果があると言われています。  年間の消費電力量としては、2009年では978kWh/年でしたが、2019年では811kWhとされています。  電気代の従量料金単価が30円/kWhと仮定すると、2009年のモデルでは年間29,340円、2019年のモデルでは年間24,330円と差が出ていることになります。

経済産業省資源エネルギー庁のデータによれば、2009年と2019年を比較すると、エアコンは10年前のものと比べて約17%の省エネ効果があると言われています。

年間の消費電力量としては、2009年では978kWh/年でしたが、2019年では811kWhとされています。

電気代の従量料金単価が30円/kWhと仮定すると、2009年のモデルでは年間29,340円、2019年のモデルでは年間24,330円と差が出ていることになります。

年度年間消費電力量(kWh/年)電気代(30円/kWhの場合)
2009978kWh29,340円
2019811kWh24,330円

参考:家庭向け省エネ関連情報 機器の買換で省エネ節約 経済産業省資源エネルギー庁

古いエアコンをお使いの場合、最新の省エネモデルに買い替えることで、電気代削減の大きなメリットが期待できます。

電力会社の見直しも効果的な節約になります

省エネ性能の高いエアコンを導入したり、使い方を工夫することで電気代を削減できますが、買い替えには一定の費用がかかります。そこでおすすめなのが、手軽で簡単な電力会社の切り替えです。

さまざまな電力会社がライフスタイルごとに異なる料金プランを提供しています。各家庭に合った料金プランを提供している電力会社に切り替えて、電気代の節約を目指しましょう。

まちエネでもお昼の電気代がおトクなデイタイムバリュープランなど生活に合わせた料金プランをそろえておりますので、ぜひチェックしてみてください。

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