こんにちは、みんなの暮らしを電気のチカラで応援する「まちエネ」です。
EVの充電など「電気料金を少しでも抑えたい」と考えている方は、多くいらっしゃるのではないでしょうか。特に電気代が高くなると、家計を圧迫する大きな原因となりますよね。そこでおすすめなのが「デイタイムバリュープラン」です。
今回は、デイタイムバリュープランとはどのような料金プランなのか、電気のおトクな裏ワザについてご紹介します。
EVユーザーのおトクな電力プラン、特にデイタイムバリュープランについて詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
デイタイムバリュープランとは
電力会社が提供する電気料金のプランにはさまざまな種類があります。
電気の使用量に応じて料金単価が引き上げられる一般的な従量料金プランでは、電気使用量が少なければおトクですが、電気使用量が多いと電気料金が高くなってしまう可能性もあります。
一方、時間帯で料金単価が変わるプランでは、使用量が多い場合でも電気を使うタイミングを上手に調整することで、電気料金を抑えることが可能です。
デイタイムバリュープランとは、料金単価が時間帯で変化するプランです。
時間帯で料金単価が変わるプランの多くは、昼間時間(午前10時~午後5時)の単価がもっとも高く、生活時間(午前7時~午前10時、午後5時~午後11時)、夜間時間(午後11時~午前7時)の順にお安くなります。
※時間は一例です
しかし、デイタイムバリュープランの場合、料金が高く設定されやすい午前9時~午後3時がもっともおトクな料金に設定されています。
従量料金単価 | |
デイタイム(9時~15時) | 26.65円/kWh |
ピークタイム(16時~21時) | 44.32円/kWh |
ベースタイム(上記以外) | 37.43円/kWh |
特にEV・PHEVをお持ちの方は、上記の時間帯の電力が安いだけでなく、基本料金(最低料金)も一般の基本料金(最低料金)より安くなり、さらにおトクです。
基本料金 | |
EV・PHEV専用価格 | 295.24円/10A・kVA |
通常価格 | 445.24円/10A・kVA |
デイタイムバリュープランのおトクな裏ワザ
デイタイムバリュープランに切り替える場合は、以下の裏ワザによってさらに電気料金をおトクにすることが可能です。
- V2Hでおトク
- 蓄電システムの導入でおトク
- 家事を昼間時間帯に集中させることでおトク
それぞれの裏ワザについて詳しくみていきましょう
V2Hでおトク
V2Hとは、Vehicle to Homeの略称であり、EVのバッテリーを家庭用電源として、電力を供給する仕組みです。
通常、電気自動車は充電ステーションで充電され、家庭の電気とは直接関係していません。しかし、V2Hでは車載バッテリーを利用して家庭へ電力を供給できるようになります。
EV・PHEVをお持ちの方でV2Hを備えている場合は、電気料金単価の安いデイタイムにEVを充電し、夜にEVからお家全体に電気を供給することが可能です。
V2Hのシステムを導入するためには初期費用が掛かりますが、デイタイムバリュープランのおトクな時間を利用した効率的な電気代節約に加えて、災害時にもEV・PHEVからお家に電気を供給することもできるようになります。
蓄電システムの導入でおトク
蓄電システムとは、自宅などにある蓄電池に電気を蓄えて、必要な時に蓄電した電気を利用できるシステムのことです。
太陽光発電を導入している家庭では、昼に発電した電気を蓄電池に蓄え、発電できない夜間に蓄えた電気を使うことで、電気代を抑えることができます。蓄電システムは太陽光発電と必ずセットというわけではありません。そのため、太陽光パネルを設置していない場合でも蓄電システムを設定することができます。
前述している、V2Hとあわせて、「太陽光+蓄電池+V2H」の3つを設置できればすべてのメリットを受けることも可能です。
家事を昼間時間帯に集中させることでおトク
加えて、ご自宅でも電気の使い方に関する裏技をご案内します。お子さんがいる家庭では、学校や園に送り出してから家事に取り掛かる方もいらっしゃるでしょう。
その場合、掃除や洗濯などの家電で使う電気を、おトクな昼間時間帯にすることで電気代を効率よく抑えられます。
時間帯で料金単価が変わるプランは、一般的にみなさんの活動が落ち着く夜間など、電気の使用量が下がる時間帯の料金が安く設定されていることが多いです。
だからといって、電気代を抑える為に、睡眠時間をずらして家事を始めるのはあまり効率的ではありませんね。
その為、デイタイムバリュープランをご利用いただき、家電で使う電気を、なるべく昼間時間帯に集中させることができれば、さらに電気料金がおトクになるでしょう。
まとめ
デイタイムバリュープランは時間帯によって電気の料金単価が違うプランの1つです。多くの電力会社は電気の使用量が多い時間帯を高く、少ない時間帯を低く設定しています。
一方、デイタイムバリュープランは他社が単価設定を高くしている午前9時~午後3時がおトクな時間帯となっており、使いやすいです。
また、EV・PHEVをお持ちの方はさらにおトクな基本料金で利用できるため、より電気料金を抑えられます。電気料金をさらに抑えたいという方は、V2Hの導入や蓄電システムの導入といった工夫をすると、さらに電気料金を抑えられるでしょう。
電気使用量の料金単価は時間帯により変わるため、もっとも電気を使う時間帯に自分の生活があっているか、あわせて検討するとよいでしょう。
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