1. ホーム
  2. まちエネコラム
  3. 掃除機の電気代はいくら?タイプごとの比較と節約ポイント

まちエネコラム

Column

掃除機の電気代はいくら?タイプごとの比較と節約ポイント

まちエネ-お使いの掃除機の電気代を少しでも安くしたい、これから掃除機を購入するという方は、その使用が電気代にどのような影響を与えるのか、そして節約のコツについて考えてみましょう。

こんにちは、まちエネです。掃除機は日常生活に欠かせないアイテムとなっていますが、さまざまなタイプが登場しています。掃除機はタイプや機種ごとに性能が違いますが、電気代も異なります。

お使いの掃除機の電気代を少しでも安くしたい、これから掃除機を購入するという方は、その使用が電気代にどのような影響を与えるのか、そして節約のコツについて考えてみましょう。

また、電気プランの見直しによってどれだけ節約できるかも検討してみましょう。

掃除機のタイプごとの比較

掃除機は様々な種類があり、その性能や特長も異なります。以下では、主な掃除機のタイプに焦点を当て、それぞれの特長について詳しく見ていきましょう。

キャニスタータイプ

キャニスタータイプの掃除機は、本体とヘッドが別になっており、軽量かつ使いやすい特長があります。電源をコンセントから取るため、吸引力が強力で、細かいゴミやペットの毛にも効果的です。

メリットとしては吸引力が強力なため、効率的に掃除ができ、使用時間を短縮できることが挙げられます。いっぽうで、コンセントにつなぐ必要があるため部屋を移動する際にはコンセントの抜き差しが必要なこと、また収納スペースが大きくなりがちなことがデメリットとして挙げられます。

スティックタイプ

スティックタイプは非常にコンパクトで軽量、かつ操作が容易な特長があります。一般的には小面積や軽い汚れの掃除に向いています。小型であるために消費電力が低い傾向にあり、短時間の使用で効率よく掃除ができる点がメリットです。収納にも場所を取りにくいのも魅力になります。

反面、電源が充電式のため駆動時間に制限があり、ゴミの容量も少なくなっています。また高性能なモデルほど価格が高い傾向があります。

ハンディタイプ

ハンディタイプの掃除機は小型で手軽に使え、隅々や高い場所の掃除に適しています。手軽な使い勝手と取り回しの良さが特徴です。電源が充電式のため長時間の稼働ができないこと、ゴミの容量の制限、吸引力はほかのタイプに比べて落ちることはデメリットになります。

ロボット掃除機

まちエネコラム-ロボット掃除機は自動で部屋を掃除する便利なアイテムです。センサーを駆使して障害物を避け、一定の頻度で床を徹底的に掃除します。電気代においては、自動的に掃除を行うため、手動での操作が不要な点が省エネの一因となっています。

ロボット掃除機は自動で部屋を掃除する便利なアイテムです。センサーを駆使して障害物を避け、一定の頻度で床を徹底的に掃除します。電気代においては、自動的に掃除を行うため、手動での操作が不要な点が省エネの一因となっています。

しかし床に障害物があると、それらを取り除かない限り、掃除ができません。同様に、高い段差や厚みのある絨毯や敷居がある場合も、これらの障害物を乗り越えられず、掃除が十分に行えないことがあります。

掃除を効果的に行うためには、事前に部屋を整理し、障害物を取り除いてあげることが必要です。

掃除機のタイプによって電気代への影響も異なります。使用状況や掃除する床の広さ、目的に応じて最適なタイプを選ぶことで、電気代の節約と効率的な掃除が同時に実現できます。これらの特長を考慮して、ライフスタイルに合ったアイテムを見つけてみましょう。

ゴミの集じん方法別の特長

掃除機には上記のようなタイプの他に、ゴミの集じん方法にも大きく3つの種類があります。

紙パック式

紙パック式の掃除機は、内部にホコリを収集するための紙パックが搭載されています。ホコリやゴミがたまったら、紙パックごと簡単に交換できます。紙パックの交換時期は、

  • 吸引力が低下したと感じる時
  • 交換ランプが点灯した時
  • 紙パックが満杯になった時

です。掃除機のサイズや使用頻度によって異なりますが、多くの家庭では1~3か月ごとのペースでの交換が一般的です。

紙パック式掃除機の主なメリットには、紙パックごとにホコリやゴミを捨てることができ、衛生的である点が挙げられます。また、紙パックがフィルターの役割も果たすため、手入れの手間が少ないのが利点です。ただし、紙パックを通して排気されるにおいが気になるといったデメリットも考えられます。

サイクロン

まちエネコラム-サイクロン式の掃除機は、吸い込んだホコリを特有の構造であるダストカップに集める仕組みです。遠心力を利用してホコリと空気を分離し、その結果、ダストカップに溜まったゴミのみを収集します。しかし、サイクロン式掃除機には紙パックがないため、ダストカップにたまったホコリやゴミは頻繁に捨てる必要があります。

サイクロン式の掃除機は、吸い込んだホコリを特有の構造であるダストカップに集める仕組みです。遠心力を利用してホコリと空気を分離し、その結果、ダストカップに溜まったゴミのみを収集します。しかし、サイクロン式掃除機には紙パックがないため、ダストカップにたまったホコリやゴミは頻繁に捨てる必要があります。

吸引力が持続しやすいという点を持つサイクロン式掃除機ですが、いっぽうで吸引力自体は紙パック式掃除機にやや劣ることがあります。

サイクロン式掃除機の主なメリットは、紙パックの交換コストがかからない点と、排気がゴミを通らないためにおいが気にならない点です。ただし、ゴミを捨てる際にホコリが舞うことや、こまめなフィルターの掃除が必要となるなどのデメリットも存在します。

ロボット掃除機

ロボット掃除機は、障害物を避けたり掃除ルートを記憶したりと、紙パック式やサイクロン式にはない機能が充実していますが、商品によって機能の差が大きいことがあります。

本体にたまったホコリやゴミは定期的に捨てる必要があります。ただし、ダストステーション(自動ゴミ収集機)が付いた商品なら、1か月に1回程度のゴミ捨てで済みます。

ロボット掃除機の主なメリットは以下のとおりです。

  • 自動で掃除をしてくれる
  • 掃除中に他のことができる
  • 手間がかからず労力も省ける

ただし、ロボット掃除機は本体価格が比較的高価であり、バッテリーの交換にも費用がかかります。ロボット掃除機を購入する際は、バッテリーの寿命や交換費用なども注意深く確認しておくことが重要です。

掃除機の電気代

まちエネコラム-一般的な掃除機の消費電力は約500Wから1,500Wほどで、使用時間によってかかる電気代が変わります。例えば、電気料金単価が30円/kWhで、1,000Wの掃除機を1時間使った場合、電気代は約30円程度かかるということになります。

では実際に掃除機の電気代についてみていきましょう。掃除機を使う際の電気代は以下の計算式から求めることができます。

電気代 = 消費電力(W)÷ 1,000 × 使用時間(時間)×1kWhあたりの電力量料金(円/kWh)

一般的な掃除機の消費電力は約500Wから1,500Wほどで、使用時間によってかかる電気代が変わります。例えば、電気料金単価が30円/kWhで、1,000Wの掃除機を1時間使った場合、電気代は約30円程度かかるということになります。

ただし、実際の電気代は掃除機の仕様や使い方によって異なります。省エネ設計のモデルや、集じん容量が大きいことで掃除時間を短縮できる掃除機を選ぶことも節約の一環となります。

紙パック式、サイクロン式、ロボット掃除機それぞれ電気代を計算してみましょう。電気料金単価は30円/kWhとします。

紙パック式掃除機の電気代

Panasonicの紙パック式キャニスター掃除機 MC-JP860Kの場合、消費電力は最大850Wとされています。こちらのタイプを10分間使用すると電気代はおよそ5.1円という計算になります。

上記をもとに1か月あたり、年間の電気代を考えてみます。※電気料金単価は30円/kWh、毎日10分間の掃除をすると仮定

電気代
1か月約153円
1年約1,836円

サイクロン式掃除機の電気代

Panasonicのサイクロン式キャニスター掃除機 MC-SR610Kでは消費電力が最大720Wとなっています。こちらのタイプを10分間使用した場合の電気代は4.3円となります。

上記をもとに1か月あたり、年間の電気代を考えてみます。※電気料金単価は30円/kWh、毎日10分間の掃除をすると仮定

電気代
1か月約129円
1年約‭1,548‬円

ロボット掃除機の電気代

Panasonicのロボット掃除機「ルーロ」MC-RSF1000では、充電にかかる電気代を基に考えてみます。消費電力は約20Wで、3時間の充電をした場合には、約1.8円かかるとされています。これをもとに1か月、1年間の電気代を考えてみます。

電気代
1か月約55円
1年約‭660‬円

電気代節約のコツ

電気代を気にするなかで、掃除機の使用においてもいくつかのコツがあります。

場所ごとに掃除用のアイテムを使い分け、掃除機の使用頻度を減らす

まちエネコラム-掃除機の電気代を節約するためには、掃除機だけでなく他のアイテムと組み合わせて掃除することがおすすめです。掃除する場所に応じて、掃除機と相性の良いアイテムを見直して取り入れましょう。

掃除機の電気代を節約するためには、掃除機だけでなく他のアイテムと組み合わせて掃除することがおすすめです。掃除する場所に応じて、掃除機と相性の良いアイテムを見直して取り入れましょう。

床の種類によって、適した掃除方法があります。フローリングの場合はワイパーを、畳の掃除にはほうきを使用しましょう。絨毯には粘着クリーナーが適しています。これらを組み合わせて使用することで、効果的かつ効率的に掃除ができます。

ただし、面積が広い場合や時間を短縮したい場合には、掃除機が適しています。掃除機を使用する際には、事前に掃除する場所を整理しておくと、掃除機の作業時間を短縮することができます。

低消費電力モードの活用

掃掃除機には、「弱・中・強」などのモード切り替えが備わっています。電気代を節約したい方は、使用する場面に応じて適切なモードを選択することがおすすめです。

フローリングや畳などでは、弱モードでも十分な吸引力があります。ただし、絨毯やカーペットのようにホコリや髪の毛が絡みやすい場所では、強モードが適しています。掃除する場所に合わせてモードを選択し、効率的に短時間で掃除を行うことが節約の鍵となります。

ノズルはゆっくり動かししっかりとゴミを吸い取る

まちエネ-掃除機の電気代を抑えるには、効果的にホコリやゴミを吸い取る方法が重要です。  掃除機のノズルを素早く前後に何度も動かす方もいますが、これでは十分な吸引が得られません。さらに、床や畳を傷つける可能性もあります。  掃除機をかける際には、ノズルに過度な力をかけず、ゆっくりと動かすことが鍵です。ノズルを掃除対象の部分にゆっくりと吸いつけるイメージを持ちましょう。無理な圧力をかけず、約5~6秒かけて1往復するぐらいのスピードが最適です。

掃除機の電気代を抑えるには、効果的にホコリやゴミを吸い取る方法が重要です。

掃除機のノズルを素早く前後に何度も動かす方もいますが、これでは十分な吸引が得られません。さらに、床や畳を傷つける可能性もあります。

掃除機をかける際には、ノズルに過度な力をかけず、ゆっくりと動かすことが鍵です。ノズルを掃除する部分にゆっくりと吸いつけるイメージを持ちましょう。無理な圧力をかけず、約5~6秒かけて1往復するぐらいのスピードが最適です。

効率的な掃除と電気代の節約を目指すためには、T字ノズル、ブラシノズル、細口ノズルなどを使い分け、掃除する場所に合わせた適切なノズルを選ぶことがおすすめです。

掃除の際に電源を付けたり消したり繰り返さない

掃除機は電源を入れる瞬間に最も電力を消費します。これは、掃除機に限らず多くの電化製品に共通しています。そのため、掃除機を使う際に、何度も電源を切り替えると、消費電力が急増します。

掃除機の電気代を節約するには、電源のオンオフ回数を最小限に抑えることが鍵です。電源を入れたら、なるべく切らずに部屋や場所を移動する際も、効率的に掃除機をかけることを心がけましょう。

掃除機をスムーズにかけるためには、作業を始める前に部屋を整理し、床に不要なものがないことを確認することが重要です。

電気プランの見直しで節約

掃除機をよく使う方にとって、電気プランの見直しも一つの手段です。消費電力や使用時間に並び、電気料金単価も考慮しましょう。電気プランによっては、特定の時間帯に電気料金が割安になるオフピークプランなどがあります。

まちエネではお昼時間帯の電気代がおトクな「デイタイムバリュープラン」をご用意しておりますので、日中に家の掃除をされる方にはおすすめのプランとなります。

電力会社によって提供されているプランが異なるため、自分の生活スタイルに合ったプランを見つけることが大切です。

掃除機の使用と電気代について考えることで、効率的な掃除と節約の両立が可能です。日々の生活に取り入れやすいコツや、電気プランの見直しで、快適な掃除と賢い節約を実現しましょう。

コラム一覧を見る