まちエネコラム
Column
電気用語

電力需給ひっ迫はなぜ起きる?私たちの生活に影響する電力不足の背景
こんにちは、まちエネです。 皆さんはニュースで電力需給ひっ迫という言葉を聞いたことがありますでしょうか。 いつもあたりまえのように使っている電気ですが、これは無限にあるわけではありません。発電量が需要に対し、足りなくなる可能性がある、もしくは足りない状態を電力ひっ迫や電力不足と言います。 2022年3月22日には、東京および東北エリアで電力需給ひっ迫が発生し、「需給ひっ迫警報」が初めて発令されました。当時、首相官邸や経済産業省から当該のエリアの皆さんに節電の呼びかけが出されていました。 参考:電力需給ひっ迫警報 首相官邸経済産業省 3月22日は電力需給が厳しくなる見込みのため東京電力管内で節電...
2024.07.31

風力発電とは?仕組みをわかりやすく解説
みなさんこんにちは、まちエネです。 地球環境にやさしく、持続可能な社会をめざすためにクリーンエネルギーの活用が進められています。中でも、風力発電は近年注目されている再生可能エネルギーの一つであり、環境にやさしいエネルギーとして活用されています。 広い土地や山の上に大きな風車が置かれている景色や、海の上にたくさんの風車が並んでいるような写真を見たことがあるかもしれません。 今回のコラムでは、風力発電の仕組みをわかりやすく解説していきます。 風力発電はどうやって電気をつくる? 風力発電は、風の力を利用して風車を回し、発電する技術です。そのため、電力量あたりの発電コストが比較的低いことから、再生可能...
2024.07.15

洋上風力発電とは?浮体式と着床式の違いなどをわかりやすく解説!
こんにちは、まちエネです。 みなさんは「洋上風力発電」という言葉を聞いたことがありますか? ちょっと難しそうな響きですが、実はとても身近で、これからのエネルギーの未来を担う技術なんです。 すごくシンプルに言うと、風が強く吹く海の上に巨大な風車を設置して電気を作るのが洋上風力発電です。 最近、テレビやニュースで「再生可能エネルギー」という言葉をよく耳にしますが、洋上風力発電もその一つ。海の上で発電することで、強い風を利用して効率的に電力を作ることができるんです。 陸上に風車を作る風力発電もある程度普及していますが、建設できる場所が減ってきていることもあり、この洋上風力発電に注目が集まっています。...
2024.07.15

容量市場、容量拠出金とは?電気代への影響を分かりやすく解説!
こんにちは、まちエネです。みなさんは最近、「容量市場」や「容量拠出金」といった言葉を耳にしたことがあるでしょうか。これらは「容量拠出金制度」にかかわる言葉で、2024年4月から始まったこの新しい制度が、私たちの電気代に影響を与えるということで注目されています。 今回は容量市場とはどのようなものなのか、そして容量拠出金が私たちの暮らしにどう関わってくるのかを解説します。 容量拠出金制度とは? 容量拠出金制度は、日本全国の電力需給バランスを将来にわたり安定させることを目的に導入された制度です。 この制度では、一定の発電能力を保持する発電事業者に対し、将来の収益が約束されます。将来にわたって発電でき...
2024.04.17

市場連動型プランとは? 電気代の仕組みとメリット・デメリットを解説
こんにちは、まちエネです。 皆さんは毎月の電気代を考える上での新たな選択肢「市場連動型プラン」をご存知でしょうか。 市場連動型プランは、これまでの、電気の料金単価は固定されており、電気の使用量にあわせて電気料金が変わる「従量電灯型」に代わり、柔軟性とおトクな料金を追求する電力プランです。 電気や電力会社についていろいろと調べている際に、市場連動型というキーワードを見かけたことのある方もいらっしゃるかもしれません。今回は市場連動型プランについて、その仕組みやメリット、使い方について詳しく解説します。 市場連動型プランとは? 市場連動型プランは、電力市場の価格変動に基づいて電力量料金単価が変動する...
2024.04.03

明治11年からの物語:3月25日の電気記念日を祝って
こんにちは、まちエネです。 みなさんは3月25日が「電気記念日」であることを知っていますでしょうか。 この日は、1878年(明治11年)に東京・虎ノ門で行われた電信中央局の開業パーティーで、日本初の電灯(アーク灯)が点灯された記念すべき日です。 日本電気協会がこの日を記念し、1955年(昭和30年)に制定しました。この日は先駆者の功績を称え、そして将来の発展に向けて新たな希望を抱く日として位置づけられています。 日本各地では、ポスターの展示や式典、講演会などのイベントが開催され、先人たちの業績をたたえつつ、未来への新たな可能性を考える場として親しまれています。 参考:一般社団法人 日本電気協会...
2024.03.25

再生可能エネルギーとは?その種類やメリット・デメリットをわかりやすく解説
こんにちは、まちエネです。 再生可能エネルギーという言葉が一般にも知られるようになってからしばらくたちますが、具体的にどんなエネルギーがあり、それぞれのメリットなどを詳しく知っている方は少ないかもしれません。 私たちの生活に欠かせない電気も、一部は再生可能エネルギーを使った発電で生み出されています。今回はそんな再生可能エネルギーについて、改めてその種類やメリット・デメリットをかんたんにご紹介していきます。 再生可能エネルギーとは? 再生可能エネルギーは、有限な資源である化石エネルギー(石油、石炭、天然ガス)とは対照的に、太陽光、風力、地熱などの、自然界に常に存在し、ほぼ無限に利用できるエネルギ...
2024.03.21

GX(グリーントランスフォーメーション)とは?意味やカーボンニュートラルとの違いを分かりやすく解説
こんにちは、まちエネです。皆さん、GXという言葉を聞いたことはありますでしょうか。 なかなか一般家庭では使われない言葉ですが、いつも利用している電気には密接にかかわっている言葉です。こちらではGXについて、その意味や必要とされている背景、カーボンニュートラルとの違いなどをご説明していきます。 GXとは? GXは、「グリーントランスフォーメーション」の略称であり、環境に対する取り組みを指す概念です。 企業や組織が持続可能な社会や環境を実現するために、従来のビジネスモデルを環境にやさしいものへと変革していくプロセスを指します。 具体的には、温室効果ガスを発生させる化石燃料から太陽光発電、風力発電な...
2024.03.13

再エネ賦課金とは?仕組みをわかりやすく解説!これまでの高騰の推移と今後
こんにちは、まちエネです。 みなさんは毎月の電気料金の中に「再エネ賦課金」という項目が入っていることをご存知でしょうか。実は、これには電力業界の裏側やエコな取り組みが隠れているんです。 今回は、再エネ賦課金とはいったいどういうものなのか、なぜ導入されたのかなどについて、少し掘り下げてみましょう。 再エネ賦課金の導入背景 再エネ賦課金は正式には「再生可能エネルギー発電事業者に対する調整措置等に関する法律に基づく賦課金」と呼びます。 長々とした名前ですので、よく再エネ賦課金と呼ばれています。再エネ賦課金は、再生可能エネルギーの普及促進を目的としています。 過去、日本で発電する際に主に使われていたエ...
2024.02.14

電気代の「燃料費調整額」をわかりやすく解説!電力会社による違いとは?
こんにちは、まちエネです。 みなさんは毎月の電気料金の請求の中に、「燃料費調整額」という項目が含まれているのをご存知でしょうか。 電気料金の内訳に入っているこの「燃料費調整額」は電気代が上下する原因の一つでもあります。 燃料費調整額をしっかりと理解しておくと、毎月の電気料金の理解が深まるだけでなく、エネルギー市場の動向、またご自身の電気の使用状況にかかわる節約のポイントが見えてくるでしょう。 今回は燃料費調整額について詳しくご紹介していきます。 電気料金の決まり方、計算式 改めてですが基本的な電気料金は下記の計算式のように、基本料金、電力量料金、燃料費調整額、再エネ賦課金などから成り立ちます。...
2024.02.14
- 1
- 2

増税に負けない!節約して家計を守るコツ(前編)
2019.11.01

ホットカーペットの電気代は?こたつ、エアコンなどと比較し節約方法を解説!
2024.10.09

再生可能エネルギーとは?その種類やメリット・デメリットをわかりやすく解説
2024.03.21