1. ホーム
  2. まちエネコラム
  3. コーヒーメーカーの電気代はいくら?タイプ別の電気代を徹底比較!節約方法もご紹介

まちエネコラム

Column

コーヒーメーカーの電気代はいくら?タイプ別の電気代を徹底比較!節約方法もご紹介

コーヒーメーカーの電気代はいくら?タイプ別の電気代を徹底比較!節約方法もご紹介

こんにちは、まちエネです。

毎日のコーヒータイムを、より豊かにしてくれるコーヒーメーカーですが、どれくらいの電気代がかかるか意外と気になりますよね。

コーヒーメーカーにはさまざまな種類があり、エスプレッソやドリップタイプ、さらには全自動タイプなど、それぞれのタイプによって消費する電力や電気代も異なります。

そこで今回は、コーヒーメーカーのタイプごとの電気代について詳しく見ていきましょう。また、実際の電気代の計算方法や、電気代を節約するためのポイントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!

コーヒーメーカーのタイプと特徴

コーヒーメーカーにはいくつかのタイプがあり、それぞれ特徴や電力消費が異なります。ここでは代表的な4つのタイプを見ていきましょう。

ドリップ式

ドリップ式は、おコーヒー粉にお湯を注ぎ、フィルターに通してポタポタと抽出していくタイプです。シンプルで一般的なタイプのコーヒーメーカーで、電気代も比較的おさえられることが多いです。抽出中は一時的にヒーターでお湯を温めますが、短時間で終了するため、それほど電力を消費しません。

エスプレッソマシン

エスプレッソマシンは圧力をかけて一気に抽出するため、ドリップ式よりも高い温度と圧力を維持する必要があります。そのため、消費電力も高くなりがちです。エスプレッソ特有の濃い味わいが楽しめるのが魅力ですが、毎日使用すると電気代が少し気になるかもしれません。

カプセル式

カプセル式は、専用のカプセルに入ったコーヒーをマシンにセットして抽出する手軽なタイプです。抽出にかかる時間も短く、待ち時間が少ないのが魅力です。電力消費はエスプレッソマシンほどではないものの、内部のヒーターが一時的に高温になるため、それなりの電気代がかかります。

サイフォン式

サイフォン式は、熱を利用して湯を上に持ち上げて抽出するタイプです。時間も手間もかかりますが、独特の風味が楽しめるのが人気の理由です。加熱時間が長いため、電気代もやや高くなる傾向があります。

各タイプによって電力消費の傾向も異なるので、ライフスタイルや使用頻度に合わせて選ぶのがポイントです。

コーヒーメーカーの電気代の計算方法と具体例

コーヒーメーカーの電気代はいくら?タイプ別の電気代を徹底比較!節約方法もご紹介

では、実際にコーヒーメーカーの電気代を計算してみましょう。電気代の計算方法は以下の式を使います。

電気代 = 消費電力(W)÷ 1,000 × 使用時間(h)× 電気料金単価(円/kWh)

実際のコーヒーメーカーの電気代

各タイプの電気代の目安は以下のようになりました。

タイプ(モデル)電気代の目安
ドリップ式(例:象印 EC-TC40)約1.6円(1杯あたり)
エスプレッソマシン(例:デロンギ EC680)約2円(1ショットあたり)
カプセル式(例:ネスプレッソ Inissia)約1.3円(1カプセルあたり)
サイフォン式(例:ハリオ コーヒーサイフォン)約1.8円(1回あたり)
※電気料金単価を1kWhあたり30円で計算。

ドリップ式(例:象印 EC-TC40)

  • 消費電力:650W(=0.65kW)
  • 使用時間:1杯(約5分=0.083時間)
  • 電気料金単価:30円/kWh

電気代 = 0.65kW × 0.083時間 × 30円/kWh ≈ 1.62円となります。1杯あたりの電気代は約1.6円です。

参考:象印 コーヒーメーカーEC-TC40 商品情報

エスプレッソマシン(例:デロンギ EC680)

  • 消費電力:1,300W(=1.3kW)
  • 使用時間:1ショット(約3分=0.05時間)
  • 電気料金単価:30円/kWh

電気代 = 1.3kW × 0.05時間 × 30円/kWh ≈ 1.95円となります。エスプレッソ1ショットあたりの電気代は約2円です。

参考:デロンギ デディカ エスプレッソ・カプチーノメーカー家庭用 EC680 取扱説明書

カプセル式(例:ネスプレッソ Inissia)

  • 消費電力:1,200W(=1.2kW)
  • 使用時間:1カプセル(約2分=0.033時間)
  • 電気料金単価:30円/kWh

電気代 = 1.2kW × 0.033時間 × 30円/kWh ≈ 1.19円となります。1カプセルあたりの電気代は約1.2円です。

参考:NESPRESSO イニッシア ブラック D

サイフォン式(例:ハリオ コーヒーサイフォン)

  • 消費電力:350W(=0.35kW)
  • 使用時間:1回(約10分=0.167時間)
  • 電気料金単価:30円/kWh

電気代 = 0.35kW × 0.167時間 × 30円/kWh ≈ 1.75円となります。サイフォン式1回あたりの電気代は約1.8円です。

参考:HARIO Electric Coffee Syphon

いかがでしょうか?使用するコーヒーメーカーのタイプによって、電気代もわずかに異なることがわかります。

コーヒーメーカーの電気代を節約する方法

コーヒーメーカーの電気代はいくら?タイプ別の電気代を徹底比較!節約方法もご紹介

コーヒーメーカーの電気代は1杯あたりわずか数円ですが、毎日使うと少しずつ積み重なります。ここでは、電気代を節約しながら、おいしいコーヒーを楽しむための工夫を紹介します。

まとめて作り、保温は最小限に

複数杯をまとめて作ってポットに移し、保温を控えることで電力を節約できます。例えば、ドリップ式やサイフォン式で保温機能を使わず、保温ポットに入れておけば熱を保ちやすく、必要以上に電力を使うことを避けられます。

タイマー機能を活用

タイマー付きのコーヒーメーカーを使っている場合、飲む直前に電源が入るように設定すると、長時間の待機電力をカットできます。特に忙しい朝や飲む時間が決まっている場合、タイマー機能をうまく活用して効率よく電力を使いましょう。

省エネタイプのモデルを選ぶ

最近のコーヒーメーカーには、省エネ設計が施されているモデルも増えています。特に、エスプレッソマシンや全自動マシンなどは、新しいモデルほど省エネ機能が優れている傾向がありますので、買い替えの際には省エネ性能も確認すると長期的な節約になります。

定期的にメンテナンスを行う

コーヒーメーカーのフィルターや配管が汚れていると、効率よくお湯を通せず余分に電力を消費することがあります。定期的なクリーニングで内部を清潔に保つと、コーヒーの味も良い状態が保て、電気代にも優しい状態が保てます。

電力会社の見直しも電気代削減に効果的

コーヒーメーカーの電気代は、実は「どの電力会社と契約しているか」によっても変わる可能性があります。電気代の節約というと、一般的に使用量を減らす工夫を思い浮かべますが、電力会社を変更することで1kWhあたりの電気料金単価が安くなる場合も多いです。

電気料金単価の差が、年間の電気代に影響

各家庭での電気料金単価は、契約する電力会社や料金プランによって異なります。例えば、現在の契約が1kWhあたり30円の場合、1杯あたりの電気代が約1.8円かかります。そこで、電気料金単価が25円のプランに変更できれば、同じ1杯でも約1.5円までコストを下げられます。

この差は少額に見えますが、毎日のコーヒータイムが積み重なると、年間の電気代削減効果が実感できるようになります。

比較して自分に合ったプランを選ぶ

電力自由化以降、さまざまな電力会社が家庭向けに異なる料金プランを提供しています。コーヒーメーカーのように、特定の家電製品の消費電力が気になる場合や、全体の電気代をおさえたい場合は、自宅の電気使用状況に合ったプランを一度比較してみると良いでしょう。

日々のちょっとした工夫に加え、電力会社を見直すことで、さらにおトクにコーヒータイムを楽しむことができます。節電だけでなく、選択肢を広げて無理なく電気代をおさえていきましょう。

コラム一覧を見る