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電気毛布の電気代は?つけっぱなしにかかる電気代や節約方法を解説

電気毛布の電気代は?つけっぱなしにかかる電気代や節約方法を解説

こんにちは、まちエネです。

寒い季節に欠かせない「電気毛布」。布団の中で使うだけでぽかぽか暖かく、寒い冬の強い味方ですよね。でも、つけっぱなしでいると電気代が気になる方も多いのではないでしょうか。

じつは、電気毛布にかかる電気代は、1時間で約2円とかなり安いのです。24時間つけっぱなしにしても54円ほどです。(電気料金単価は30円/kWhにて計算)

今回のコラムでは、電気毛布を使ったときの電気代の計算方法、他の暖房器具との違いや、節約のコツもわかりやすくお伝えします。電気代を気にしながらも快適な冬を過ごしたい方は、ぜひ参考にしてみてください!

電気毛布の電気代

電気代は次の計算式で求められます。

電気代(円)= 消費電力(kW) × 使用時間(h) × 電気料金単価(円/kWh)

今回は消費電力が75W(0.075kW)のPanasonic電気かけしき毛布(シングルMサイズ)DB-R31Mをモデルとして、実際の電気代を計算してみます。ここでは電気料金単価を30円/kWhとしてみます。

1時間あたりの電気代の他、寝ている間を想定した8時間使用、また24時間つけっぱなしにした場合の電気代もそれぞれ計算すると、以下のようになります。

使用時間電気代
1時間2.25円
8時間18円
24時間54円
参考モデル:Panasonic 電気かけしき毛布(シングルMサイズ)DB-R31M 仕様

寝ている間(8時間)で使用しても、電気代は18円。また、24時間つけっぱなしでも54円と、電気毛布の電気代はかなり低いことが分かります。

そこで、仮に毎日寝るときに使用したとすると、1か月の電気代は540円となります。(1日8時間 × 30日で計算)

電気毛布と他の暖房器具の電気代比較

それでは、電気毛布とそのほかの暖房器具の電気代を比較してみましょう。

暖房器具1時間1日(8時間)1か月(30日)
電気毛布2.25円18円540円
エアコン(暖房)27円216円6,480円
セラミックファンヒーター強モード:37.5円
弱モード:18.75円
強モード:300円
弱モード:150円
強モード:9,000円
弱モード:4,500円
こたつ9円~15円72円~120円2,160円~3,600円
電気ストーブ9円~36円72円~288円2,160円~8,640円
※電気料金単価は30円/kWhにて計算
※エアコンは、ダイキンDXシリーズS404ATDP-W(-C)(900W)、セラミックファンヒーターは、アイリスオーヤマのPCH-HM12B-W(強運転1,250W、弱運転625W)、こたつは、(300W~500W)、電気ストーブは、(300W~1,200W)をそれぞれ参考。

電気毛布は、他の暖房器具と比べて電気代がとても安い点が大きな魅力です。

たとえば、エアコンや電気ストーブでは部屋全体を暖めるため、広範囲にわたって放熱させ続けるため、消費電力も高めです。一方、電気毛布は布団やソファに直接敷いて体を包み込むように温めるため、少ない消費電力で効率よく暖まることができます。

電気毛布のメリットとデメリット

電気毛布は手軽に使える暖房器具ですが、その特徴にはメリットもデメリットもあります。ここで、電気毛布を選ぶ際に役立つポイントをチェックしておきましょう。

電気毛布のメリット

電気毛布の電気代は?つけっぱなしにかかる電気代や節約方法を解説
  • 電気代が安い
    他の暖房器具と比べて消費電力が少なく、つけっぱなしにしても電気代がおさえられるのが大きな魅力です。たとえば、一晩(8時間)つけても約18円程度のため、冬場の光熱費をおさえたい方にとって心強い存在です。
  • 直接体を温められる
    電気毛布は、体に直接触れるので、部屋全体を暖める必要がなく、短時間でポカポカと温まれます。特に就寝時には、布団の中だけを手軽に温めることができるのがポイントです。
  • 乾燥しにくい
    エアコンやストーブのように、空気を乾燥させません。冬場の乾燥対策になるため、肌やのどを気にする方にもおすすめです。
  • 持ち運びが簡単
    電気毛布は、軽量で折りたたんで持ち運ぶことができるため、寝室やリビングなど、好きな場所で使えます。特に寒い場所への移動が多い方には便利です。
  • 購入が簡単
    電気毛布は、家電量販店やネット通販などで手軽に購入可能です。リーズナブルな価格帯も多く、種類も豊富なので、求める性能やデザインに合わせて選べます。

電気毛布のデメリット

  • 局所的な暖房効果
    電気毛布は、布団の中を温めるには効果的ですが、部屋全体を暖めることはできません。部屋が冷えたままの場合、布団から出たときに寒さをより強く感じることがあります。。
  • 低温やけどのリスク
    長時間、体に直接触れていると、低温やけどのリスクがあるため、温度設定や使用時間には注意が必要です。高温での連続使用は避け、タイマー機能などを活用すると安心です。
  • 火災のリスク
    電気毛布は電源を使うため、誤った使用や断線、経年劣化によって火災のリスクが生じることがあります。使用前に確認し、長期間使う場合は、定期的に状態をチェックすることが大切です。
  • 脱水症状への注意
    電気毛布を長時間使用すると、体温が上がりやすくなり、知らず知らずのうちにたくさん汗をかいていることがあります。この状態が続くと、特に高齢の方では脱水症状のリスクが増えるため、水分をこまめに補給するように気をつけましょう。
  • メンテナンスが必要
    洗えるタイプが増えているものの、通常の毛布と比べて取り扱いが、やや手間に感じることもあります。特に配線部分はデリケートなため、洗濯時や収納時には注意が必要です。

電気毛布は、暖房器具としてお財布にやさしく、手軽に使えるアイテムです。しかし、安全面を考慮して正しい使い方を心がけることも大切です。メリット・デメリットを理解したうえで、上手に取り入れて寒い季節を快適に過ごしましょう。

電気毛布の電気代を節約する方法

電気毛布の電気代は?つけっぱなしにかかる電気代や節約方法を解説

弱めの設定で使う

電気毛布は「強」設定だと暖かい分、電気代もかかってしまいます。まずは「中」や「弱」の設定で使ってみましょう。意外としっかり暖かいので、電気代をおさえつつ快適に過ごせますよ。

寝る前に電源をオフに

寝る前に布団や毛布を温めておいて、寝るときには電源をオフにするのもオススメです。タイマー機能がある電気毛布なら、自動で電源が切れるようセットしておけば、つけっぱなしを防げて無駄な電気代がかかりません。

他の寝具と合わせて使う

毛布や厚めの布団と一緒に使うことで、より保温効果がアップ!電気毛布の温度設定を低くしても十分暖かく感じるので、節約につながります。

部屋の保温も工夫する

部屋が冷え込むと、電気毛布の温度も上げがちですよね。そこで、保温カーテンや窓のすきま風を防ぐアイテムを使って部屋を暖かく保つと、電気毛布の設定温度を低めにしても暖かく快適に過ごせます。

節電モード付きの電気毛布を選ぶ

最近の電気毛布には、節電モードやエコ機能が付いているものもあります。もし、買い替えを検討中なら、こうした機能がついたタイプを選ぶと、使い方次第で電気代がかなり節約できますよ。

電力会社の変更も節約につながります

電気代を節約する方法のひとつに、「電力会社を変更する」という選択肢があります。じつは、電気料金単価は電力会社によって違っていて、同じ消費電力量でも契約内容や料金プランで電気代が大きく変わることもあるんです。

特に、電気毛布のように毎日使う家電製品が多いと、電気料金単価が少しでも安くなれば、月々の電気代がぐっとおさえられます。多くの電力会社がさまざまな料金プランを提供しているので、ご自身の生活スタイルや家電製品の使い方に合ったプランを選ぶことで、無理なく節約できるでしょう。

毎月の電気代が気になっているなら、一度見直してみる価値があるかもしれませんね!

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