
こんにちは、まちエネです。
寒い冬が来ると、暖房器具が欠かせませんよね。でも、気になるのはその電気代。暖かくなったはいいけど、後で高い電気代にびっくりなんてこともあります。そこで、今回は「電気代が安い暖房器具の選び方」をご紹介します!
暖房器具にはいろいろな種類があり、それぞれに特徴があります。自分の家や生活スタイルに合った暖房器具を選べば、電気代をうまく節約しながら、しっかり暖かく過ごすことができるでしょう。
このコラムでは、人気の暖房器具の特徴や、電気代をおさえるための使い方をご紹介します。暖かさと節約を両立させるためのヒントを見つけて、寒い冬もおトクに快適に過ごしましょう!
暖房器具ごとの特徴を理解しよう
暖房器具はそれぞれ暖め方や設置場所に特徴があり、どの器具を選ぶかは使用するシーンによって異なります。ここでは、主要な暖房器具の特徴を解説します。
エアコン、ファンヒーター
- 暖め方:空間全体を温風で循環させ、部屋全体を暖めます。
- 暖まるまでの時間:部屋全体を暖まるまで時間がかかります。
- 向いている使用方法:
- エアコン:広い空間を全体的に暖めたい場合に最適です。リビングなどに向いています。
- ファンヒーター:狭い部屋に適しており、足元から室内全体を暖めてくれます。
電気ストーブ(カーボンヒーター/ハロゲンヒーター)、パネルヒーター
- 暖め方:本体から発する赤外線や遠赤外線で、主に前方を直接暖めます。空気を暖める力は弱めですが、対象物を効率よく温めます。
- 暖まるまでの時間:部屋全体を暖めるまで時間がかかりますが、対象物はすぐに暖まります。
- 向いている使用方法:暖めたいスポットが決まっている場合や、エアコンで部屋を暖めるまでの時間など短時間使いたいときに便利です。
オイルヒーター
- 暖め方:オイルを加熱し、その放熱による空気の自然対流で部屋を暖めます。強い温風が出ないため、乾燥を防ぎます。
- 暖まるまでの時間:部屋全体を暖めるまで時間がかかります。
- 向いている使用方法:一部ではなく部屋全体を長時間にわたって暖めたいときに最適です。
こたつ
- 暖め方:テーブル下に設置されたヒーターを使用し、こたつ布団でテーブル全体を覆うことにより、こたつ内の空間を暖めます。
- 暖まるまでの時間:こたつ内の空間はすぐに暖まりますが、部屋全体を暖めることはできません。
- 向いている使用方法:手足を素早く暖めたい場合や、メインとなる暖房の温度設定を下げて電気代を節約したいときに最適です。こたつで体の一部が暖まることにより、体感温度が上がり、他の暖房器具の設定温度を下げることができます。
ホットカーペット・電気毛布・電気ブランケット・電気ひざかけ
- 暖め方:カーペットや毛布に埋め込まれた電線に電気を通し、表面を暖めます。
- 暖まるまでの時間:カーペットや毛布は、すぐに暖まりますが、部屋全体はなかなか暖まりません。
- 向いている使用方法:
- ホットカーペット・電気毛布:暖めたい場所が決まっている場合に便利です。
- 電気ブランケット・電気ひざかけ:手足が冷えるときや、メイン暖房をつける前に部分的に暖を取る際に役立ちます。また、メイン暖房の温度設定を下げて節約したいときにも使えます。
各暖房器具の特徴を理解し、自分の生活スタイルに合わせて最適なものを選ぶことが、電気代をおさえるための第一歩です。
暖房器具の電気代比較

暖房器具 | 1時間 | 1日(8時間) | 1か月(30日) |
エアコン(暖房) | 27円 | 216円 | 6,480円 |
セラミックファンヒーター | 強モード:37.5円 弱モード:18.75円 | 強モード:300円 弱モード:150円 | 強モード:9,000円 弱モード:4,500円 |
電気ストーブ | 9円~36円 | 72円~288円 | 2,160円~8,640円 |
パネルヒーター | 4.8円 | 38.4円 | 1,152円 |
オイルヒーター | 45円 | 360円 | 10,800円 |
こたつ | 9円~15円 | 72円~120円 | 2,160円~3,600円 |
電気毛布 | 2.25円 | 18円 | 540円 |
ホットカーペット | 6円 | 48円 | 1,440円 |
※1か月は1日あたり8時間使用にて計算
※エアコンはダイキンDXシリーズS404ATDP-W(-C)(900W)、セラミックファンヒーターはアイリスオーヤマのPCH-HM12B-W(強運転1,250W、弱運転625W)、電気ストーブは標準モデル(300W~1,200W)、パネルヒーターはアイリスオーヤマのデスクパネルヒーター APH-16B-P(消費電力160W)、オイルヒーターはDeLonghi(デロンギ)RHJ75V0915-GY(1,500W)、こたつは標準モデル(300W~500W)、電気毛布はPanasonic 電気かけしき毛布(シングルMサイズ)DB-R31M (75W)、ホットカーペットはアイリスプラザ ホットカーペット 1畳 176×88 温度調節無段階 IHC-10-H グレー (200W)をそれぞれ参考。
電気代が安い順のランキング(1か月)
- 電気毛布:540円
- パネルヒーター:1,152円
- ホットカーペット:1,440円
- こたつ:2,160~3,600円
- 電気ストーブ:2,160~8,640円
- エアコン(暖房):6,480円
- セラミックファンヒーター(弱モード):4,500円
- セラミックファンヒーター(強モード):9,000円
- オイルヒーター:10,800円
電気代を安い順にランキングにしてみると、上記のようになりました。それぞれの暖房効果や適切な使い方が異なっていますので、電気代だけで選んで使えばいいというわけではありませんが、参考にしてください。
最も電気代が安いのは電気毛布、パネルヒーター、ホットカーペット

特に電気代が安いのは「電気毛布」や「ホットカーペット」です。
電気毛布の場合、1時間あたりわずか2.25円、1日使っても18円、1か月使っても540円と非常に経済的です。パネルヒーターは1か月で1,152円、ホットカーペットも同様で、1か月使っても1,440円ととてもお手頃です。
広い部屋にはエアコンやオイルヒーターが有効、ただし電気代は高め
一方で、広い部屋を暖めたい場合には「エアコン(暖房)」や「オイルヒーター」が候補になりますが、電気代はやや高めです。特にオイルヒーターは1か月あたり約10,800円かかるため、使用時間や設定温度を工夫すると良いでしょう。
このように、それぞれの暖房器具には特徴があり、電気代も大きく異なります。用途や部屋の広さ、ご自身のライフスタイルに合わせて選ぶことが、冬を快適に過ごすためのポイントです。電気代が気になる方は、効率よく体を温められるアイテムを選んでみてください!
暖房器具の電気代節約方法
暖房器具選びには「省エネ機能」が重要
暖房器具を選ぶ際は、「省エネ機能」が搭載されているものを選ぶことをおすすめします。この機能は、電気代を節約するために非常に役立ちます。
例えば、エアコンには「エリア空調機能」があり、センサーやカメラで人の位置を感知し、特定のエリアだけを効率的に暖めます。これにより、広い空間でも余計な電力を使うことなく、必要な部分だけを暖めることができ、電気代をおさえることができます。
さらに、エアコンのフィルターが汚れると消費電力が増加しますが、フィルター自動清掃機能が付いているモデルを選べば、フィルターを自動的に掃除し、常に効率よく動作させることができます。
設定温度を見直しましょう
暖房器具の設定温度を1℃下げるだけでも、電気代を大幅に節約することができます。設定温度が高すぎると、無駄にエネルギーを消費し、電気代がかさむ原因になります。一つの暖房器具だけを使うのではなく、毛布やカーペットを併用することで、快適さを保ちながら設定温度を控えめにし、効率よく暖房を活用しましょう。
窓から暖かい空気を逃さない工夫を
暖房器具だけではなく、窓から暖かい空気が逃げるのを防ぐだけでも、電気代を節約できます。窓に断熱シートや厚手のカーテンを使うと冷気を遮ることができ、室内の温度低下を防ぐことができます。ちなみに、カーテンを閉めるだけでも意外と保温効果があるので、手軽にできる工夫としておすすめです。
以上のように、ちょっとした工夫で、暖房器具の稼働時間を減らしながら快適な空間を作れますよ。
サーキュレーターで空気を循環させよう

また、サーキュレーターを使うと、部屋全体に暖かい空気を行き渡らせることができます。暖かい空気は部屋の上にたまりやすいので、サーキュレーターでかき混ぜると、効率よく部屋全体を暖められます。
特にエアコンと組み合わせると効果抜群!少ないエネルギーで快適な温度をキープできるので、電気代の節約に役立ちます。
さらに効果的に電気代を節約するには、電力会社のプランを見直そう!
電気代をさらに節約するためには、電力会社の料金プランを見直すことも重要です。例えば、時間帯によって電気料金の単価が変わるプランを利用すれば、電気を使う時間帯を工夫することで、よりおトクに電気代をおさえることができます。
ご家庭の電気の使い方や生活スタイルにぴったりのプランに切替えるだけで、今よりも電気代が安くなる可能性があります。ぜひ、見直してみてください。