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ペットを飼っている方へ!必要な家電製品や電気代節約のコツを解説!

ペットを飼っている方へ!必要な家電製品や電気代節約のコツを解説!

こんにちは、まちエネです。

ペットを飼う前に、必要な家電製品をそろえたり、電気代が高くなることが気になる方は多いでしょう。また、ペットを飼っている方はエアコンのつけっぱなしなどでどうしても電気代が高くなってしまい、悩んでいるかもしれません。

このコラムでは、ペットを飼ううえで欠かせない家電製品とその電気代の目安を詳しく解説し、さらに家計への負担をできるだけ抑える方法を解説していきます。

実際に、エアコンやヒーターなどを長時間または頻繁に使用する機会が増えると、電気代は通常よりも高くなりがちです。しかし、ペットの種類によっては冷暖房以外の機器も必要になるケースがありますので、どの程度の消費電力がかかるのかをしっかり把握しておくことが大切です。

ペットにとって快適な環境を維持しながらも、節電に役立つ工夫は多くありますので、ぜひ、必要な家電製品や電気料金プランの見直しを検討しつつ、無理のない範囲でペットの健康と家計の安定を両立させましょう。

ペット用家電とその電気代

ペットを飼育する際には、エアコンやヒーターが特に重要となります。

犬や猫、ウサギなど、体温調整が苦手な動物は、適切な室温を保つことでストレスが大幅に軽減されるため、空調の使用時間がどうしても長くなりがちです。こうした家電製品の利用により電気代が増えることから、あらかじめ目安を知っておくと安心でしょう。

また、熱帯魚を飼う場合はフィルターや水槽用ヒーター、照明などのさまざまな機器が必要になります。それぞれの電力消費は比較的小さく見えますが、24時間常時稼働するなど長時間の使用が想定されるため、月額換算すると意外に電気代がかさんでしまうことがあります。

必要な家電製品を賢く選ぶだけでなく、どう使用するかも非常に大切です。

例えば、最新の省エネモデルを取り入れたり、サーモスタットを活用したりすることで、必要以上のエネルギー消費を抑えられます。しっかりとした選択と使い方の工夫で、ペットに快適な環境を提供しつつ電気代を節約しましょう。

犬・猫・ウサギはエアコンで熱中症対策を

ペットを飼っている方へ!必要な家電製品や電気代節約のコツを解説!

犬・猫・ウサギは発汗による体温調節ができません。熱中症にならないためにも、エアコンにより適切な室温に保ってあげることが大切です。それぞれ以下が適温とされています。

  • 犬:21~25℃
  • 猫:21~28℃
  • ウサギ:15~26℃

参考:【温度差に注目!】犬が暮らしやすい適温は何度?温度管理の方法やポイントは? anicom you アニコムどうぶつコミュニティー
参考:猫にとって快適な室温とは?夏・冬それぞれの適温と、心地よく過ごしてもらうためのエアコンの使い方 Panasonic
参考:うさぎが過ごしやすい温度は何度?うさぎタイムズ

爬虫類・鳥類はヒーターで温度調節

ペットを飼っている方へ!必要な家電製品や電気代節約のコツを解説!

爬虫類は自分で体温を調整できない変温動物です。ヤモリやヘビなどを飼う場合は、冬はもちろん、夏でもクーラーの影響で冷えすぎることがあるため、ヒーターが必要です。

パネルヒーターなら、「ケージの下に敷く」「蓋に取り付ける」「側面に設置する」など、いろいろな使い方ができます。どこに設置するのがいいかは、飼っているペットの種類によって変わるので、適した位置を選んであげましょう。

また、鳥類も寒暖差に弱く、温度管理がとても大切です。エアコンやヒーターを使って、快適な環境を整えてあげましょう。特に、熱帯の鳥は湿度管理も重要なので、必要に応じて加湿器を使うのもおすすめです。

熱帯魚にはフィルター、ヒーター、ライトが必要

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熱帯魚を飼うときは、

  • 水の汚れを防ぐフィルター
  • 水温を保つヒーター
  • 水草の成長を助けるライト

を準備しましょう。

ライトは水草の成長だけでなく、魚のバイオリズムを整えたり、餌を見つけやすくしたりする効果もあります。熱帯魚が元気に過ごせるよう、環境をしっかり整えてあげましょう。

これらの機器は基本的に24時間稼働させることが多いため、長い目で見ると意外と電気代がかかることも。節電を意識しつつ、熱帯魚が快適に過ごせる環境を整えましょう。

ペットにかかる電気代はどのくらい?

ペットの種類によりますが、エアコン、ヒーター、フィルター、ライトなど、種類によって準備する家電製品は多く、つけっぱなしにする必要があります。

では、実際にそれらの家電製品をつけっぱなしにするとどれくらいの電気代がかかるのか確認してみましょう。

エアコンをつけっぱなしにした場合の電気代

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まずはエアコンの電気代をチェックしてみましょう。冷房と暖房でやや差がありますが、電気代は以下のようになっています。(電気料金単価は30円/kWhにて計算)

1時間24時間
冷房14.1円338.4円
暖房14.7円352.8‬円
参考モデル:ダイキン 8畳程度向け:S254ATDS-W(-C)(490W) ダイキン 8畳程度向け:AN254ARS-W(470W)

お家でペットを飼う場合、1か月間ずっとエアコンをつけっぱなしにしているケースもあると思います。その場合、1か月(30日)のエアコンの電気代は10,152円~10,584円となります。

エアコン1台だけで、毎月1万円以上の電気代がかかるということです。実際には24時間1か月ずっとエアコンをつけっぱなしにすることはないと思いますが、エアコンは消費電力が大きい家電製品ですので、注意が必要ということです。

ヒーターをつけっぱなしにした場合の電気代

ペット用ヒーターについては、爬虫類用のヒーターを参考に電気代をみてみましょう。

爬虫類用のジェックス製ヒーティングトップMを1時間、24時間つけっぱなしにした場合の電気代は以下のようになります。(電気料金単価は30円/kWhにて計算)

1時間24時間
冷房1.2円28.8円
参考:ヒーティングトップM 定格消費電力40W ジェックス

爬虫類用のヒーターは消費電力がそこまで大きくありませんので、24時間つけていても1日の電気代は約29円となります。1か月間(30日)つけっぱなしの場合には864円となります。

熱帯魚を飼う場合のフィルター、ヒーター、ライトの電気代

フィルターは水の循環とろ過を行うため、24時間稼働が基本です。ヒーターは設定温度が高いほど消費電力が増えます。気温の低いシーズンにはヒーターがフル稼働したり、複数台使用したりする場合もあるため、月の電気代が高くなることもあるでしょう。

ライトの電力は照明時間によって変化します。1日8時間以上照らす場合は、電気代に占めるライトの割合も大きくなるため、LEDライトなど省エネ性能の高い製品を選ぶと長期的な節約につながります。

ここではそれぞれを24時間つけっぱなしにした場合の1日、また1か月(30日)の電気代を見てみましょう。(電気料金単価は30円/kWhにて計算)

1日(24時間)1か月(30日)
フィルター約7.3円約220.3円
ヒーター約25.9円約777.6円
ライト約1.7円約51.8円
参考:テトラ オートワンタッチフィルター AT-75W Black(10.2W)、温度固定式屋内観賞魚飼育水槽専用ヒーター オートヒータースタンディ36 ジェックス(36W)、クリアLED フラッティ ホワイト ジェックス(2.4W)

こうしてみますと、それぞれの家電製品をつけっぱなしにすることで、毎月約1,000円の電気代がかかるということになります。熱帯魚を飼う際に揃える家電製品の消費電力はそこまで高くありませんので、電気代としても大きな負担にはならないでしょう。

一人暮らしでペットを飼うと電気代負担は大きい?

飼うペットの種類によりますが、犬や猫を飼う場合には、エアコンの使用で電気代が高くなる傾向にあることが分かりました。

例えば、一人暮らしの方でペットを飼うケースを考えてみましょう。総務省の統計によりますと、一人暮らしの一般的な平均電気代は、毎月6,756円とされています。

しかしペットを飼うことで、外出されている時間帯もエアコンをつけっぱなしにするなど、夏場、冬場にかかる電気代が高くなることが予想されます。

参考:参考:総務省統計 家計調査 家計収支編 単身世帯用途分類 001 用途分類(総数) 全国 | 統計表・グラフ表示

ペットを飼う方のための電気代節約術

ペットを飼っている方へ!必要な家電製品や電気代節約のコツを解説!

ペットにとって快適な環境を維持しながら、少しでも電気代を抑えるために役立つテクニックをまとめました。

省エネモデルに買替えましょう

電気代を抑えるためには、まず使っている家電製品そのものを見直すことが効果的です。古くて効率の悪いエアコンやヒーターを省エネモデルに替えるだけでも、消費電力が大きく下がる場合があります。

ペットの快適な環境づくりと同時に家計負担の軽減が期待できるでしょう。

ペットにとって適切な温度を把握しましょう

さらに、ペットがなるべく過ごしやすい温度帯を知ることも重要です。必要以上に室温を上げたり下げたりせずに、ちょうどいい温度をキープすることで、無駄なエネルギー消費を防ぐことにつながります。

ペットのいるスペースだけを温度調節しましょう

常に部屋全体を温度調節するのではなく、ペットがいるスペースだけ狭く区切ったり、保温機能のあるベッドやマットを用いたりするのも節電効果が期待できます。

ペットの習性や行動パターンを観察しながら、省エネと快適性のバランスをしっかり探してみましょう。

サーキュレーターや断熱対策でエアコン効率アップ

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エアコンの効率を上げるためには、部屋全体の空気をうまく循環させることが大切です。サーキュレーターを使うことにより、エアコンから吹き出した冷暖気を部屋中に行き渡らせることができ、設定温度を控えめにしても快適性を損ないにくくなります。

さらに、窓や壁の断熱対策も見逃せないポイントです。断熱シートを貼ったり、厚手のカーテンや遮光カーテンを使うことで、外気の影響を軽減できます。その結果、エアコンが余計なエネルギーを使わずに済むため、電気代の節約につながります。

狭い空間であれば、エアコンの稼働時間を短くしつつ快適さを維持できることもあります。ペットが落ち着いて過ごせるスペースを上手に確保しながら、必要なエリアのみ冷暖房する工夫をしてみるのもおすすめです。

電気料金プランの見直しと節約効果

ペットを飼う方の電気代を節約するには、ご契約中の電力会社を見直すことも効果的な場合があります。

電気代はご契約されている電力会社が提供する電力プランによって変動します。具体的には電力プランごとの電気料金単価が異なるのです。

すでに契約しているプランより、他社のプランや新しいプランの方が適している可能性もあります。ペットのための家電製品をフル活用するなら、この機会に電力会社を比較検討して、より条件に合った契約を選ぶことが大切です。

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