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炊飯器の電気代はどれくらい?節約のポイントも紹介

まちエネコラム-炊飯器を使う際に気になるのが電気代です。炊飯器の電気代は、使用する機能や炊く量、使用時間によって異なります。  保温機能を使ってお米を温めておく方がいいのか、一度冷めたお米を電子レンジで温めた方が電気代が安いのか、気になる方もいらっしゃるでしょう。ここでは炊飯器の基本的な機能と電気代の目安、さらに節約するポイントについて解説します。

こんにちは、まちエネです。

炊飯器は、日常生活で欠かせない調理家電の1つです。お米を炊くだけでなく、保温機能や多機能な調理メニューを備えた最新のモデルもあり、さまざまな料理に使えるアイテムになっています。

しかし、炊飯器を使う際に気になるのが電気代です。炊飯器の1回の炊飯にかかる電気代は約4.8円となります。(消費電力量は160Wh、電気料金単価は30円/kWhにて計算)

この炊飯器の電気代は、使用する機能や炊飯量、使用時間によって異なります。

保温機能を使ってご飯を温めるのと、一度冷めご飯を電子レンジで温めたのと、どちらが電気代が安いのか、気になる方もいらっしゃるでしょう。ここでは炊飯器の基本的な機能と電気代の目安、さらに節約するポイントについて解説します。

炊飯器の基本的な機能

  • 炊飯機能:
    炊飯器の基本的な機能は、もちろんお米を炊くことです。お米の種類や炊飯器の種類によって、炊き上がりの状態や味わいが異なります。最近の炊飯器は、炊き方を自動で調整するスマート機能を備えているものもあります。
  • 保温機能:
    炊き上がったご飯を長時間温かく保つための保温機能は、多くの炊飯器に搭載されています。保温機能を使うことで、ご飯が冷めることなくいつでもおいしく食べられます。
  • 調理メニュー:
    最新の炊飯器には、おかゆや雑炊、おかずやスープの調理など、さまざまなメニューが備わっています。発酵から焼くまで、パンを作れる炊飯器もあり、これらの機能を使えば、簡単にバリエーション豊かな料理ができます。
  • タイマー機能:
    タイマー機能を使えば、朝ごはんや帰宅後の夕食など、予約した時間にご飯が炊き上がります。忙しい朝や外出先からの帰宅時に便利な機能です。

これらの基本的な機能を備えた炊飯器は、家庭内での調理を効率化し、忙しい日々の生活にとても便利な機能となっています。

炊飯器の電気代の目安

まちエネコラム-炊飯機能を使用する場合の電気代は、1回の炊飯にかかる電力量によって計算されます。例えばPanasonicの可変圧力IHジャー炊飯器 SR-V10BAを例にしてみましょう。  炊飯1回にかかる消費電力量は160Whとされていますので、電気料金単価が30円/kWhであった場合には、1回の炊飯にかかる電気代は約4.8円程度と考えられます。

炊飯器の電気代は、使用する機能や炊飯量、使用時間、さらに電力会社によっても異なります。ここでは、一般的な家庭用の炊飯器を使用した場合の電気代の目安を計算してみましょう。

電気代は以下の式から求めることができます。

電気代 = 炊飯器の消費電力(W)÷ 1000 × 使用時間(h)× 電気料金単価(円/kWh)

炊飯機能の電気代

まずは、炊飯機能の電気代がどのくらいなのか計算します。ここでは、パナソニックの可変圧力IHジャー炊飯器 SR-V10BAを例にしてみましょう。

炊飯1回にかかる消費電力量は160Whとされていますので、電気料金単価が30円/kWhであった場合には、1回の炊飯にかかる電気代は約4.8円程度となります。

毎日1回の炊飯で1か月、1年使用した場合の電気代は以下のようになります。

1回4.8円
1か月(30日)144円
1年(365日)1,752円

保温機能の電気代

炊き上がったご飯を保温するための機能を使用する場合、保温中の電気代も考慮する必要があります。保温機能は、炊飯器の種類や保温時間によって異なりますが、ここでもパナソニックの可変圧力IHジャー炊飯器 SR-V10BAを例に見てみましょう。

保温時の消費電力量は1時間あたり13.7Whとなっています。電気料金単価が30円/kWhの場合の電気代は、1時間で0.4円ほどとなります。長時間保温を行うほど電気代も増える傾向がありますので、必要な時間だけ保温機能を利用することが節約のポイントです。

もし、夜にお米を炊いて、翌朝まで保温していたとしましょう。1回の炊飯とおおよそ12時間の保温にかかる電気代は7.2円となります。毎日同じような使い方で保温機能を使うと、1か月、年間の電気代は以下のようになります。

1回7.2円
1か月(30日)216円
1年(365日)2,628円

その他の機能の電気代

最新の炊飯器にはさまざまな機能が搭載されています。調理メニューの利用やタイマー機能、多機能な調理モードなどを使用する場合も、それぞれの機能にかかる電気代を考慮する必要があります。

一般的に、これらの機能を利用した場合の電気代は炊飯機能と同様になることが多いですが、長時間の調理や高温調理を行う場合は電気代も増えることがあります。

電力会社による金額の差

電力会社によって電気料金単価が異なるため、同じ炊飯機を使用しても電気代に差が生じます。料金プランや電気料金の見直しも、節約に役立つ要素です。

これらの要素を考慮して、炊飯器の電気代の目安を把握しましょう。

炊飯器の電気代節約ポイント

まちエネコラム-炊飯器の電気代を節約するためのポイントは、効率的な使用方法や適切なメンテナンスにあります。以下に、炊飯器の電気代を節約するための具体的なポイントを詳しく解説します。

炊飯器の電気代を節約するためのポイントは、効率的な使用方法や適切なメンテナンスにあります。以下に、炊飯器の電気代を節約するための具体的なポイントを詳しく解説します。

適切な容量の炊飯をする

炊飯器の容量に合わせて、適切な量のご飯を炊くことが重要です。容量を超えた量のご飯を炊くと、炊飯器が余分な電力を消費してしまいます。また、少量のご飯を炊く場合も、炊飯器の容量に合わせて水の量やお米の量を調整しましょう。適切な容量で炊くことで無駄な電力消費を防ぎます。

省エネ機能を活用する

最新の炊飯器には、省エネ機能が搭載されています。

たとえば、保温機能や急速炊き機能、省エネモードなどがあります。これらの機能を活用することで、電気代を節約することができます。特に、保温機能は使用頻度が高いため、効果的な節電につながります。

適切な炊飯モードを選ぶ

炊飯器には、白米や玄米、おかゆなどさまざまな炊飯モードがあります。使用するお米の種類や調理したいメニューに合わせて適切な炊飯モードを選ぶことで、電気代を節約できます。

たとえば、玄米モードを選ぶと、通常の白米よりも長い時間で炊くため、電力消費が増えます。使用頻度や炊飯内容に合わせて適切なモードを選択しましょう。

無駄な保温を避ける

まちエネコラム-炊き上がったご飯を保温する機能は便利ですが、無駄な保温を避けることも節電のポイントです。保温時間を長く設定する必要がない場合は、早めに保温機能を切ることで電気代を節約できます。特に、夏場などは保温時間を短くして、無駄な電力消費を避けましょう。  また保温機能の活用と、電子レンジでの温めの活用もうまく使い分けることがポイントです。

炊き上がったご飯を保温する機能は便利ですが、無駄な保温を避けることも節約のポイントです。保温時間を長く設定する必要がない場合は、早めに保温機能を切ることで電気代を節約できます。特に、夏場などは保温時間を短くして、無駄な電力消費を避けましょう。

また、保温機能の活用と電子レンジでの温めの活用もうまく使い分けることがポイントです。

たとえば、3~5.5合炊きのIH式炊飯器は保温時の消費電力の平均値が14.0Whとされています。参考:経済産業省 資源エネルギー庁 省エネ性能カタログ電子版

電気料金単価が30円/kWhの場合、炊飯器で3時間保温した場合の電気代は、14.0Wh × 3時間 × 30円/kWh = 1.26円になります。いっぽうで500Wの電子レンジで5分間温めると電気代は約1.25円とほとんど変わりません。しかし、保温時間が4時間以上になると、電気代としては電子レンジで温め直した方がおトクということになります。

定期的なメンテナンスを行う

炊飯器のメンテナンスも重要です。定期的に内釜やフタ、炊飯器本体を清掃し、汚れや水垢を除去しましょう。汚れがたまると炊飯器の効率が低下し、電力消費が増える原因になります。また、配線やコード類の異常がないか定期的に点検することも大切です。

電力プランの変更を考える

まちエネコラム-電気代を気にして炊飯器を使う回数を控えたり、保温機能を切ってしまうというのは、節約はできてもおいしいご飯を食べるという食生活には良くないものです。  そこで、炊飯器の使い方ではなく電気料金自体を見直してみることも大切なポイントになります。電気代の計算には電気料金単価がかかわります。つまり、電気料金単価が安い電力プランを使うことで、炊飯器の使い方を変えずに電気代をオトクにできるかもしれないということです。

電気代を気にして炊飯器を使う回数を控えたり、保温機能を切ってしまうというのは、節約はできてもおいしいご飯を食べるという食生活には良くないものです。

そこで、炊飯器の使い方ではなく電気料金自体を見直してみることも大切なポイントになります。電気代の計算には電気料金単価がかかわります。つまり、電気料金単価が安い電力プランを使うことで、炊飯器の使い方を変えずに電気代をオトクにできるかもしれないということです。

先ほどご紹介した1回の炊飯の電気代について、電気料金単価が30円/kWhであった場合には、1回の炊飯にかかる電気代は約4.8円程度となりましたが、電気料金単価が26円/kWhの場合は1回あたり、1か月、年間の電気代は以下のようになります。

30円/kWh26円/kWh
1回4.8円4.16円
1か月(30日)144円125円
1年(365日)2,628円1,518円

電気料金単価が変われば、年間1,000円ほどの差が出てくることが分かります。もっと電気料金単価が安ければさらに年間の電気代には差が出てきます。

電力会社は各社、さまざまなプランを提供しています。まちエネでは、昼間の電気料金単価がおトクなデイタイムバリュープランをご用意しております。

ご自身のライフスタイルに合った電力プランを見つけることで、電化製品の使い方などは変えずに、電気代をもっとおトクにできるかもしれませんので、ぜひ電力プランの見直しについても検討してみましょう。

ここまで炊飯器の機能や電気代の目安、節約するためのポイントについてご紹介してきました。

これらのポイントを実践することで、炊飯器の電気代を節約することができます。効率的な使用電力プランの見直しを行い、電気代の無駄を省くことで、家計にも環境にも優しい暮らしを実現しましょう。

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