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Wi-Fiルーターの電気代
電源をつけっぱなしで大丈夫?1か月の電気代や節電法を紹介

まちエネコラム-Wi-Fiルーターの電気代は毎日24時間つけっぱなしで1か月使っても約50円~約400円ほどです。これは使用するモデルや使い方によってもちろん異なりますので、電気代の構造をしっかりと理解しておくことが大事です。また、Wi-Fiルーターは電気代の他にも選ぶ際のポイントがあります。

こんにちは、まちエネです。

最近では、どの家庭でもWi-Fiが当たり前のように使われていますね。スマホやタブレット、パソコンだけでなく、テレビや冷蔵庫までもがインターネットに接続される時代です。だからこそ、Wi-Fiルーターは家庭内で欠かせない存在になっています。

でも、便利なWi-Fiルーターも毎日24時間つけっぱなしにしていると電気代が気になりますよね。そもそもWi-Fiルーターってどれくらいの電気代がかかるのでしょうか?そして、節約する方法はあるのでしょうか?

Wi-Fiルーターの電気代は毎日24時間つけっぱなしで1か月使っても約50円~約400円ほどです。この差は使用するモデルや使い方によってもちろん異なりますので、電気代の構造をしっかりと理解しておくことが大事です。また、Wi-Fiルーターは電気代の他にも選ぶ際のポイントがあります。

このコラムでは、まずWi-Fiルーターの用語について、つまりWi-Fiとルーターはそれぞれ違う役割があることを説明します。

その後、Wi-Fiルーターの電気代について詳しく見ていきましょう。また、ルーターの節電方法や電源を切るかどうかについてもお話しします。最後には、快適なネット通信を維持しながら、賢く電気代を節約する方法をご紹介します。

家計の電気代を少しでも抑えたい方や、Wi-Fiルーターの電気代について知りたい方は、ぜひ最後までお読みくださいね。

Wi-Fiとルーターの違いを簡単に解説

Wi-Fiとルーターは、普段何気なく使っている言葉ですが、実はそれぞれ違う役割を持っています。

Wi-Fiって何?

Wi-Fiとは、無線でインターネットに接続する技術のことです。家の中やカフェなどで、スマホやタブレット、パソコンをケーブルなしでインターネットに接続できるのはWi-Fiのおかげです。Wi-Fiは電波を使ってインターネットの信号をデバイスに送信し、逆にデバイスからの信号をインターネットに送信します。

ルーターって何?

ルーターは、インターネットと家の中のデバイスをつなぐための装置です。ルーターはインターネットの入り口の役割を果たし、インターネット回線と接続して家の中のデバイスにインターネットを提供します。また、ルーターにはWi-Fi機能が内蔵されているものが多く、この場合、ルーターがWi-Fiの電波を発信しているというわけです。

Wi-Fiルーターって何?

Wi-Fiルーターは、ルーターにWi-Fi機能が組み込まれたものです。これにより、家中のさまざまなデバイスを無線でインターネットに接続することができます。言い換えると、Wi-Fiルーターがあれば、ケーブルを使わずにインターネットを楽しむことができるのです。

このように、Wi-Fiは無線通信の技術であり、ルーターはインターネット接続を管理する装置です。Wi-Fiルーターはその両方の役割を果たします。さて、次に気になるのがこれらの機器の電気代についてです。ルーターの電気代を見ていきましょう。

Wi-Fiルーターの消費電力はどれくらい?

まちエネコラム-一般的なWi-Fiルーターの最大消費電力は、シンプルな機能のモデルで約6W、高性能なモデルで約18Wほどです。ただし、商品のカタログなどに記載されているこれらの数値は最大の消費電力であり、通常時や使用していない時間帯にはこの数字より少ない消費電力で済みます。

Wi-Fiルーターは、一般的に24時間電源を入れたままつけっぱなしの状態で使用しますが、その消費電力はどの程度か気になるところですね。

Wi-Fiルーターには、オフィス向けの大容量モデルから一般家庭向けのコンパクトなタイプまで、さまざまな種類があります。また、機能面でもシンプルなタイプから高性能なものまで、使用目的や環境に応じてさまざまな選択肢があります。

一般的なWi-Fiルーターの最大消費電力は、シンプルな機能のモデルで約6W、高性能なモデルで約18Wです。ただし、商品のカタログなどに記載されているこれらの数値は最大の消費電力であり、通常時や使用していない時間帯は、この数字より少ない消費電力で済みます。

ですから、Wi-Fiルーターを24時間つけっぱなしにしていても、全体としての消費電力はそれほど高くなりません。

Wi-Fiルーターの電気代を計算してみよう

消費電力が小さいWi-Fiルーターですが、実際の電気代を計算してみましょう。電気代の計算式は、消費電力(W)÷ 1,000 × 使用時間(h)× 電気料金単価(円/kWh)で求めることができます。

さて、Wi-Fiルーターは用途によって消費電力が異なりますので、ここでは一人暮らしの方がワンルームで使うようなモデルと、ご家族みんなで戸建て住宅で使うようなモデルとで実際の電気代を計算し比較してみましょう。

一人暮らしのワンルーム向けのモデルとしては、BUFFALOのWMR-433W2-BK(最大消費電力2.5W)、ファミリー向けとしては同じくBUFFALOのWNR-5400XE6P(最大消費電力20.4W)を例にしてみます。電気料金単価を27円/kWhと仮定して、1時間、24時間、1か月(30日)の電気代を計算しますと以下のようになります。

ワンルーム向けファミリー向け
1時間0.075円0.612円
24時間1.8円14.688円
1か月(30日)54円440.64円

このようにしてみると、ファミリー向けで消費電力が大きいルーターの場合でも月に400円ほどの電気代であることがわかります。ワンルーム向けであれば24時間つけっぱなしで1か月過ごしても、50円ほどです。

今回はメーカーが記載している最大消費電力で計算してみましたので、実際にはここまでの消費電力ではなく、Wi-Fiルーターの電気代はさらに安くなると思われます。

Wi-Fiルーターを選ぶ際には電気代よりも、その機能や通信速度などの快適さをしっかりと考えて選ぶことが重要です。

Wi-Fiルーターの電気代を抑えるには?

とはいえ、できる限り電気代は抑えたいという方もいらっしゃるでしょう。

Wi-Fiルーターの電気代を抑える方法はいくつかあります。身近な方法からご紹介しますね。

  • スリープモードを活用する
    Wi-Fiルーターにはスリープモードという省エネ機能を搭載している場合があります。この機能を使えば、ルーターがアイドリング状態で電力を節約します。通常使用しない時間帯や就寝時に設定すると、無駄な電力消費を抑えることができます。
  • 定期的な再起動
    ルーターは長時間連続して稼働すると、動作が安定しなくなることがあります。定期的に再起動することで、不要な消費を減らし、電気代を抑えることができます。
  • 最適な位置での設置
    ルーターの設置位置は電波の届きやすさだけでなく、電力消費にも影響します。可能な限り高い場所や壁から離れた場所に設置し、電波の安定性を確保してあげることで、消費電力が抑えられるため、結果として電気代も減らすことができます。
  • 不要な機能の停止
    高機能ルーターには、便利な機能が多く搭載されていますが、常に全ての機能をONにする必要はありません。不要な機能は停止しておくことで、電力消費を抑え、節約することができます。

これらの方法を実践することで、Wi-Fiルーターの電気代を効率的に抑えることができます。

Wi-Fiルーターの電源を切ると節電になる?

まちエネコラム-Wi-Fiルーターの節電のため、寝ているときや外出時には電源を切ってしまうと良いのでは?とお考えの方もいらっしゃるでしょう。確かに、電源を切ってしまえば電気代は削減できるでしょう。しかし、この方法はあまりおすすめできません。

Wi-Fiルーターの節電のため、寝ているときや外出時には電源を切ってしまうと良いのでは?とお考えの方もいらっしゃるでしょう。確かに、電源を切ってしまえば電気代は削減できるでしょう。しかし、この方法はあまりおすすめできません。

Wi-Fiルーターの電源を切ると、再度使用する際に再起動がかかり、実際にインターネットが使えるまで少し時間がかかることがあります。また、使用する端末で再接続をおこなう際、改めて認証やパスワードの入力が必要になるなど、煩わしいことが起きかねません。

加えて、スマートフォンやパソコン、スマート家電製品などは、使用していない時間帯でもインターネット通信をしているケースがあります。特に、スマートフォンはセキュリティのためのアップデートをおこなったり、各種バックグラウンド通信をしています。

ですから、Wi-Fiルーターの電源を切ってしまうと、そうした保守面でのインターネット通信がおこなわれずに、あとからアップデートを開始する必要が出てきたりセキュリティやアップデートでの問題が起きてしまうかもしれないのです。

こうした理由から、Wi-Fiルーターの電源を切ってしまうことは、節電で得られるメリットよりデメリットが大きいといえます。

電気代を安くしたいなら、電力プランの見直しも

Wi-Fiルーターの電気代を節約するために、その設定の確認や使い方以外にも、契約している電力プランを見直すこともひとつの方法です。各ご家庭にあったプランを選ぶことで、電気代の節約になることがあります。

電力会社ではさまざまな料金プランを用意しており、特定の時間帯の電気料金単価が安くなるようなプランもありますので、ご自身のライフスタイルに合ったプランに切り替えることで、Wi-Fiルーターなど家電の使い方は今まで通りでも、電気代がおトクになるかもしれません。

Wi-Fiルーター選びのポイント

Wi-Fiルーターは消費電力が小さく、実は電気代の面ではあまり気にする必要がない家電製品です。より重要なのは、ご自身にあったWi-Fiルーターを正しく選べているかなのです。

お家のインターネット通信は、やはりつながりやすくて、速度が速く快適な方が良いですよね。快適なインターネット環境を利用するためにはWi-Fiルーター選びの際に以下のようなポイントを抑えておくようにしましょう。

間取りに合わせて選ぶ

まちエネコラムーWi-Fiルーターを選ぶ際には、家の間取りや広さに合ったモデルを選ぶことが大切です。例えば、ワンルームに住んでいるのにファミリー向けの高性能なモデルを選んでしまうとオーバースペックとなりますし、逆に家族みんなで使いたいのに、小さなお部屋向けのモデルではインターネット接続が不安定になったり速度が落ちてしまうかもしれません。

Wi-Fiルーターを選ぶ際には、お家の間取りや広さに合ったモデルを選ぶことが大切です。

例えば、ワンルームに住んでいるのにファミリー向けの高性能なモデルを選んでしまうとオーバースペックとなりますし、逆に家族みんなで使いたいのに、小さなお部屋向けのモデルではインターネット接続が不安定になったり速度が落ちてしまうかもしれません。

また、お家全体に電波を届けるためには、適切な位置に設置することが必要です。部屋によって通信ができなくなるととても不便なため、これは気を付けたいところです。

メーカーが推奨する環境と実際の設置場所は、必ずしも合致しているとは限りません。少し高性能なモデルを選ぶと良いですね。

接続できる台数を考える

Wi-Fiルーターは同時に接続できる端末数が異なります。家族や複数の機器を使用する場合は、接続端末数の上限に注目しましょう。スマホ、タブレット、PCなど複数を同時に接続してインターネットを使うこともありますので、人数ではなく端末数で考えると良いでしょう。

接続可能端末数と使用する端末数がピッタリ同じよりも、すこし多めの台数に対応した製品を選ぶことで、快適なネット環境を維持できます。

通信速度を確認する

Wi-Fiルーターの通信速度はアンテナ数や通信規格によって異なります。通信速度を重視する場合は、アンテナ数が多く、最新の通信規格に対応したモデルを選ぶと良いでしょう。ただし、使用する機器がその通信規格に対応しているかも確認しておきましょう。

ここまでWi-Fiルーターの電気代に着目し実際の計算方法や節約のコツなどをお伝えしてきました。ご紹介した内容を参考にしながら、快適なインターネット通信環境を実現していきましょう。

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