
こんにちは、まちエネです。
まとめ買いや作り置きなど、日々の暮らしに欠かせない冷凍庫。「毎月の電気代が気になる」という方や、「セカンド冷凍庫をこれから検討したい」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、次の項目について解説していきます。
電気代の節約や購入時の参考にしてみてくださいね。
- 冷凍庫の電気代を計算する方法
- 電気代に差が出る要因
- 【サイズ別】冷凍庫の電気代の目安(1カ月)
- セカンド冷凍庫の電気代は高い?購入前に見るポイント
- 冷凍庫の電気代を節約する使い方
- 電力会社・料金プランの見直しもおすすめ
冷凍庫の電気代目安:月に200円〜1,000円台
冷凍庫の電気代目安は月に200円〜1,000円台ですが、容量・冷却方式・設置環境、使い方などで差が出ます。
ここからは以下の項目について見ていきましょう。
冷凍庫の電気代を計算する方法
ここでは、三菱電機のMF-U12Kを参考モデルに、冷凍庫の電気代を計算する方法を見てみましょう。
電気料金単価を31円/kWhとすると、年間消費電力量は360kWh(三菱電機のMF-U12K)とされていますので、以下のように計算できます。
月々の電気代={ 消費電力量(kWh)×電気料金単価(円/kWh)}÷ 12
360kWh × 31円 /kWh ÷ 12=930円
よって、1か月あたりの想定電気代は930円になります。
冷凍庫はON/OFF運転を繰り返すため、電気代の比較は年間消費電力量の表示を優先すると、計算の誤差が小さくなります。
電気代に差が出る要因
電気代は、容量・冷却方式・開閉頻度・設置環境によって差が出ます。
- 購入時に決まる要因:容量、断熱性能、冷却方式(直冷式かファン式か)、霜取りの方式、搭載機能
- 使い方で変わる要因:ドアの開閉頻度と開放時間
同じ100L前後の冷凍庫でも、これらが変われば年間消費電力量が大きく異なることがあります。また、周囲温度が高い場所や放熱スペースが足りない置き方、直射日光や熱源の近くは冷却の負荷が上がります。直冷式では霜が厚くなると冷却効率が落ちるため、霜の管理も電気代に直結します。
【サイズ別】冷凍庫の電気代の目安(1カ月)
冷凍庫の月額電気代はサイズごとに一定の傾向がありますが、同容量でも機種差が出ます。
また、容量が大きいほど必ず電気代が上がるとは限りません。サイズはあくまで目安として捉え、消費電力量で比較するのが失敗しない考え方です。
ここからは、冷凍庫の容量別に月の電気代目安を見ていきましょう。
参考:経済産業省 資源エネルギー庁 省エネ性能カタログ電子版 2026年8月1日

| 冷凍庫の容量 | 月額電気代(目安) |
| 30L前後 | 248円~434円 |
| 60L前後 | 297円~560円 |
| 100L前後 | 372円~637円 |
| 200L前後 | 434円~808円 |
| 300L前後 | 588円~975円 |
30L前後
30L前後の月額電気代は、248円~434円程度です。
個室やワンルームのサブ用途に向く容量帯といえます。
設置自由度が高い反面、棚の奥や壁にぴったり寄せると放熱の負荷が上がり、想定より電気代が増えることがあるため注意が必要です。
60L前後
60L前後の月額電気代は、297円~560円程度です。
一人暮らしのまとめ買い補助やセカンド冷凍庫入門として選ばれやすい容量で、冷凍食品や肉・魚のストックを増やしたい人に現実的なラインです。
100L前後
100L前後の月額電気代は、372円~637円程度です。
まとめ買いや作り置きを本格的に回しやすい容量で、2人暮らし〜少人数世帯でも使いやすいでしょう。
200L前後
200L前後の月額電気代は、434円~808円程度です。
200L前後になると家族向けで、作り置きやふるさと納税、ネット通販の冷凍品などまとまった量の保管が現実的になります。
300L前後
300L前後の月額電気代は、588円~975円程度です。
300L前後は大容量帯で、月1,000円超も視野に入ります。大量保管ができる反面、電気代を「なんとなく」で選ぶと負担感が出やすいゾーンです。
セカンド冷凍庫の電気代は高い?購入前に見るポイント
セカンド冷凍庫の購入前には、3つのポイントをおさえましょう。
1.月額の増加を現実的に見積もること
購入機種の月額電気代を計算することで、「購入によって電気代が月いくら増えるか」を把握できれば不安が減ります。
2.ロスの削減ができること
まとめ買いで単価が下がる、作り置きで外食やコンビニ回数が減る、食材ロスが減るなど、家計全体で見れば電気代以上のメリットが出る家庭も多いでしょう。逆に、冷凍ストックを増やす目的が曖昧だと、結局使い切れずにロスが増えることもあります。
3.無理なく使えること
設置ができても、置き場所が暑い、放熱スペースが取れない、動線が悪く開けっぱなしになりやすいといった条件だと、同じ機種でも電気代は上振れしやすくなります。
前開き・上開きで電気代は変わる?
扉のタイプは、使い方によって電気代差につながることがあります。
上開き(チェスト型)
冷気が下にたまりやすく、開けたときに冷気が一気に流れ出にくい特徴があります。扉タイプだけで見れば、上開きのほうが電気代面で有利になりやすいと言われます。ただし、底のほうが見えにくいため、探す時間が増えると冷気が逃げて電気代が上がりやすくなります。
前開き(縦型)
上開きに比べると、開けたときに冷気が一気に流れ出しやすい傾向にあります。棚や引き出しで整理しやすく、取り出しが速ければ開放時間を短縮できます。
冷却方式による電気代の違い(直冷式・ファン式)
直冷式とファン式は、霜の付きやすさ・手入れの手間・消費電力の傾向が異なります。日々の管理によって電気代が変わるため、管理を続けやすい冷却方式を選びましょう。
直冷式
冷却器の冷気を自然対流で広げて冷やす方式で、構造がシンプルなぶん消費電力が低めになりやすい傾向があります。一方で霜が付きやすく、霜が厚くなると冷却効率が落ちて電気代が上がりやすいため、定期的な霜取りをすることが前提になります。
ファン式
冷却器で作った冷気をファンで循環させ、庫内温度を均一にしやすい方式です。霜が付きにくくお手入れがラクな反面、ファンや霜取り制御のぶん消費電力量が増える機種もあります。
電気代を抑える冷凍庫の選び方
冷凍庫は一度買うと長く使う家電なので、購入時点での選択がその後の電気代に直結します。
ここからは項目ごとに電気代を抑える選び方を見ていきましょう。
冷凍庫の容量は「人数」より「使い方」で決める
容量は人数だけでなく、冷凍の使い方で最適解が変わります。
- 1人暮らし:60〜80Lが目安(冷凍食品中心)
- 2人暮らし:80〜100Lが目安(まとめ買い運用)
- 家族:100〜150Lが目安(作り置き中心)
- ふるさと納税・大量購入:150L以上も検討
今の冷凍室で足りない分を具体的に書き出すと、必要容量が現実的になり、電気代と利便性のバランスが取りやすくなります。
冷凍庫の電気代は「放熱スペース」で決まる
本体サイズは、「放熱できるか」が電気代に直結します。
冷凍庫は背面や側面から熱を逃がすため、壁に近すぎたり、棚に囲われたりすると熱がこもりやすく、冷却負荷が増えます。
購入前に幅・奥行・高さに加え、取扱説明書にある必要な放熱スペースを確保できるか確認しましょう。
ドアは「置き場所で決める」:上開きが向かない条件とは?
扉のタイプは、置き場所・収納しやすさに合うほうを選ぶのがポイントです。
上開きは扉を上に開けるため、棚の下や吊戸棚の近くなど、開け切れない場所だと使いにくく、開けっぱなしが増える原因になります。
霜取りは“手間と電気代の考え方”で選ぶ:自動か手動か
霜取り機能は、お手入れを自分で定期的に行えるかで選ぶのがポイントです。
自動霜取りは、冷却効率を維持しやすいのがメリットです。手入れの手間が減ることで、性能を保ちやすく、長期的な運用の安定につながります。
一方で手動での霜取りは、構造がシンプルで電気代を抑えやすいのがメリットな反面、霜を放置すると冷えが悪くなり、電気代が上がりやすくなるので注意が必要です。
急速冷凍は使いすぎると電気代が上がる:上手な使いどころ
急速冷凍は、食品を短時間で凍らせて食感や風味の劣化を抑える機能です。凍結に時間がかかると細胞が壊れやすく、解凍後にドリップが出て味が落ちる原因になるため、作り置きや肉・魚をよく冷凍する家庭ほどメリットがあります。
一方で急速冷凍は、使用中に消費電力が一時的に上がる可能性があります。
常用するよりも、まとめて入れる日や鮮度を重視したい食材に絞って使うと、品質と電気代のバランスが取りやすくなります。

上手な使い方は、食材を薄く平らにして表面積を増やし、短時間で凍る状態を作ることです。機能頼みではなく、入れ方の工夫とセットで効果が出ます。
冷凍庫の省エネ比較は「年間消費電力量(kWh/年)」を見る
省エネで比較するときの主役は、年間消費電力量(kWh/年)です。同容量でもこの数値が小さいほど、基本的に電気代は安くなります。
扉タイプや機能は分かりやすい違いですが、電気代の差は最終的に年間消費電力量に集約されます。迷ったら、まず数値を見て候補を絞り、その中で使い勝手や手入れのしやすさで選ぶと合理的です。
冷凍庫の電気代を節約する使い方

庫内は適度に詰めて冷気を逃がさない
冷凍庫の詰め方は、庫内の7〜8割程度を目安にすると効果的です。
凍った食品が蓄冷材のように働き、扉を開けたときに温度が上がりにくくなるため、再冷却の回数や負荷を減らせます。
ただし詰めすぎて通気や引き出しの動きが悪くなると、冷えムラが出たり、必要以上に開け閉めが増えたりします。入れすぎで「取り出しにくい状態」になっていないかが判断基準です。
中身が少ない時期は、保冷剤や凍らせたペットボトルで隙間を埋める方法も有効です。電気代対策だけでなく、停電時の保冷にも役立ちます。
扉の開放時間を減らす
冷凍庫は、開ける回数よりも「開けている時間を短くすること」が重要です。
効果が出やすいのは、ラベリングと定位置管理です。上段はアイス・保冷剤、中段は肉魚、下段は作り置き、のように家族でルールを共有すると、探す時間が減り、開けっぱなしを防げます。
また、前開きなら引き出しごと、上開きならカゴや仕切りごとにカテゴリー分けすると、スムーズな開け閉めに効果的です。
温かいものは冷ましてから入れる
食材が温かいまま入れると庫内温度が上がり、冷やし直すために余分な電力を使います。さらに水蒸気が増えることで霜も付きやすくなり、長期的な効率低下にもつながります。
粗熱取りの基本は、常温まである程度冷ましてから入れることです。時間を短縮したいときは、浅い容器に移す、冷水や保冷剤を使って外側から冷やすなどの方法が実用的です。
設置場所を見直す
冷凍庫は周囲温度が高いほど負荷が増え、電気代が上がりやすくなります。直射日光が当たる窓際、コンロやオーブンなど熱源の近くは避けるのが基本です。
また、説明書にある壁からの距離を守り、背面や側面に放熱スペースを確保しましょう。
霜取り・清掃で冷却効率を保つ

霜が厚く付くと、冷気が伝わりにくくなり冷却効率が落ちます。特に直冷式は霜が付きやすいため、定期的な霜取りが節約の土台です。
霜取りの際は安全のために、電源を切って自然解凍しましょう。金属のヘラや包丁で削ると、冷却パイプを傷つけて故障の原因になるため避けてください。
あわせて背面や吸排気口付近のホコリも清掃することで、電力の消費を防げます。
設定温度を調整する
必要以上に低い温度設定は、電気代が上がりやすくなります。まずは取扱説明書の推奨設定を基準にし、季節や収納量に応じて微調整するのが安全です。
夏場は周囲温度が高く負荷が増えるため、冷えが弱いと感じるときだけ段階的に下げます。逆に冬場や中身が少ない時期は、設定温度の下げすぎを避けるだけでもムダを抑えられます。
食品安全の観点から、冷凍は一般にマイナス18℃が目安とされます。節約のために温度を上げすぎて品質が落ちると本末転倒なので、適正範囲での調整を意識しましょう。
古い冷凍庫は買い替えも検討する
古い冷凍庫は、パッキンの劣化や霜の付きやすさなど、経年による効率低下によって新しい冷凍庫よりも電気代がかかることがあります。
買い替え判断は、年間消費電力量の差を比較して、年間でいくら下がるかを見ると良いでしょう。年間で数千円下がるなら、使用年数を考えるとトータルでおトクになる場合があります。
冷えが弱い、異音がする、霜が異常に増える、ドアが閉まりにくいなどの兆候がある場合は、電気代だけでなく故障リスクも含めて見直すタイミングといえます。
電力会社・料金プランの見直しもおすすめ
契約している電気料金単価を下げられれば、同じ使用量でも電気代を抑えられます。
冷凍庫は使い続ける家電なので、ご家庭の電気使用量に合った料金プランを選ぶことが電気代節約のポイントです。現在の契約内容を確認し、よりおトクな電力会社やプランがないか比較検討してみるとよいでしょう。
まちエネの「きほんプラン」は、電気の使用量が多いほどおトクになりやすい料金設計となっているため、ご家族でお住まいの方や毎月の電気代が気になっている方は、プランの見直しを検討してみてはいかがでしょうか。
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