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オイルヒーターの電気代はいくら?エアコンなど他の暖房器具と比較し、節約のポイントも解説

まちエネコラム-実際のオイルヒーターの電気代は、1時間で45円となり、1日(8時間)使用すると電気代は360円となります。(消費電力1,500W、電気料金単価は30円/kWhにて計算) もちろん、こちらはお使いのオイルヒーターの消費電力や使い方、契約中の電力プランによって異なりますので、目安として参考にしていただければと思います。

こんにちは、まちエネです。

冬本番になると、暖房器具が欠かせません。オイルヒーターをお使いの方も多いと思いますが、「電気代が気になる」というお悩みも多いでしょう。

オイルヒーターは静音性が高く、空気を乾燥させないというメリットがありますが、長時間使っていると電気代が心配です。

実際のオイルヒーターの電気代は、1時間で45円となり、1日(8時間)使用すると電気代は360円となります。(消費電力1,500W、電気料金単価は30円/kWhにて計算)

もちろん、この計算はお使いのオイルヒーターの消費電力や使い方、契約中の電力プランによって異なりますので、あくまで目安としていただければと思います。

このコラムでは、オイルヒーターの実際の電気代の計算方法をくわしく説明し、エアコン・こたつ・電気ストーブ・ファンヒーターといった他の暖房器具との電気代を比較します。さらに、オイルヒーターの電気代の節約ポイントについても解説します。

オイルヒーターをおトクに使い、寒い冬を快適かつ経済的に過ごせるようにしましょう。

オイルヒーターの基本的な仕組みとメリット・デメリット

まちエネコラムオイルヒーターは部屋全体を均一に暖めることができることが特長です。オイルヒーターにはフィンと呼ばれる金属の板があり、これが熱を効率的に拡散させます。このため、温度のムラが少なく、快適な暖房が可能です。

オイルヒーターは内部に密封されたオイルを加熱し、そのオイルが持つ熱を通じてお部屋を暖める仕組みです。

オイルヒーターは部屋全体を均一に暖めることができることが特長です。オイルヒーターにはフィンと呼ばれる金属の板があり、これが熱を効率的に拡散させます。このため、温度のムラが少なく、快適な暖房が可能になっています。

また、オイルヒーターは電源を切ってもしばらくの間は放熱を続けるため、エネルギー効率が高い傾向にあります。

メリット

オイルヒーターの最大のメリットは、なんといっても静かさです。ファンを使わないため運転音がほとんどなく静かで、寝るときや集中したいときにぴったりです。また、お部屋全体を均一に暖めることができるのも魅力です。

さらに、空気が乾燥しにくいという点もポイントです。一般的なファンヒーターでは空気が乾燥しがちですが、オイルヒーターは輻射熱(ふくしゃねつ)を利用するため、湿度を保ちやすいです。

デメリット

いっぽうで、オイルヒーターにはいくつかデメリットもあります。

まず、起動に時間がかかる点です。エアコンやファンヒーターと比べて暖まるのに時間がかかるため、すぐに暖まりたいときには不向きです。また、電力消費が高めで、1,200Wや1,500Wほどの電力を使うことが多いため、長時間の使用では電気代が高くなる傾向があります。

そのため、使う時間帯や方法を考えて使うことが重要です。さらに、オイルヒーターは大きくて重いものが多く、置き場所を確保するのが難しいこともあります。

これらのメリットとデメリットを理解して、オイルヒーターが自分の生活スタイルに合っているかチェックすることが大切です。

たとえば、静かな環境で眠りたい方にはオイルヒーターが最適ですが、すぐに暖まりたい場合や、電気代をおさえたい場合は、他の暖房器具を検討すると良いでしょう。オイルヒーターの特徴をうまく活かして、快適で節約にもつながる生活を目指しましょう。

オイルヒーターの電気代

まちエネコラムこのオイルヒーターを1時間使用した際の電気代は45円となります。(電気料金単価は30円/kWhにて計算)オイルヒーターを1日8時間使用した場合、また1か月(30日)使用した場合の電気代は以下のようになります。

オイルヒーターの実際にかかる電気代をみていきましょう。電気代は、その家電製品の消費電力と使用時間、電気料金単価を使用して求めることができます。計算式は以下のとおりです。

消費電力(W)÷ 1,000 × 使用時間(h)× 電気料金単価(円/kWh)

例えば、DeLonghi(デロンギ)RHJ75V0915-GYの消費電力は1,500Wとされています。

このオイルヒーターを1時間使用した際の電気代は45円となります。(電気料金単価は30円/kWhにて計算)オイルヒーターを1日8時間使用した場合、また1か月(30日)使用した場合の電気代は以下のようになります。

1時間45円
1日(8時間)360円
1か月(30日)10,800円

オイルヒーターは消費電力が大きい家電製品ですから、1か月の電気代も1万円を超え高額になります。とはいえ、寒い冬に暖房器具は欠かせませんので、工夫しながら効率的に使用することで電気代をおさえる必要があります。

他暖房器具との電気代比較

オイルヒーターのメリット・デメリット、そして電気代が分かりました。続いて、その他の暖房器具と比較してみましょう。寒い季節に使える暖房器具には、エアコンの暖房、こたつ、電気ストーブ、ファンヒーターなどがあります。

それぞれの特徴と電気代の目安を比較し、どの暖房器具がご自身の生活スタイルに合っているかチェックしてみましょう。

エアコン(暖房)との比較

オイルヒーターとエアコン(暖房)の特徴と電気代の違いについて、わかりやすく説明しましょう。

オイルヒーターは、ゆっくりとお部屋全体を暖めていく特徴があります。最初は暖まるのに時間がかかりますが、一度暖まると長時間その温かさを保ちます。壁や家具なども暖まるので、安定した室温を保てるのが利点です。

一方、エアコンは素早くお部屋の温度を上げられます。スイッチを入れてすぐに暖かさを感じられるので、短時間の使用に適しています。

電気代については先ほどのDeLonghi(デロンギ)RHJ75V0915-GYと比較します。DeLonghi(デロンギ)RHJ75V0915-GYは10~13畳のお部屋向けでしたので、同じくらいのお部屋サイズ向けのダイキンDXシリーズS404ATDP-W(-C)と比較します。

S404ATDP-W(-C)の消費電力は900Wとされています。同じ電気料金単価30円/kWhにてオイルヒーターとエアコン(暖房)を比較すると電気代は以下のようになります。

オイルヒーターエアコン(暖房)
1時間45円27円
1日(8時間)360円216円
1か月(30日)10,800円6,480円

電気代の面ではエアコンの方がおトクであることが分かりますが、お部屋の暖め方などの特長がそれぞれ異なります。自分の生活スタイルや住環境に合わせて選ぶことが大切です。家の断熱性なども考慮に入れて、最適な暖房器具を選びましょう。

こたつとの比較

オイルヒーターとこたつは、暖房方法や効果に大きな違いがあります。オイルヒーターはお部屋全体を均一に暖める特徴がありますが、暖まるまでに時間がかかり、電気代も比較的高くなる傾向があります。いっぽう、こたつは足元を中心に直接暖めるため、すぐに温かさを感じられ、短時間の使用では非常に効果的です。 使い分けを考える際、暖めたい範囲も選択基準の一つになります。

部分的に暖まりたい場合はこたつが適していますが、部屋全体を均一に暖めたい場合はオイルヒーターが適しているでしょう。

こたつの平均的な消費電力は300W~500Wとなります。電気料金単価を30円/kWhと仮定しますと、1時間使用した場合の電気代は9円~15円です。オイルヒーターの電気代が1時間で45円でしたので、こたつはかなり電気代の安い暖房器具と言えます。

1時間あたりの電気代
オイルヒーター45円
こたつ9円~15円

しかし、こたつはお部屋全体を暖める暖房器具ではありませんので、お部屋の広さや過ごし方によってどちらを使うか選ぶことが大切です。こたつで足元を暖めつつ、弱運転でオイルヒーターを使用しお部屋も暖めれば、それぞれの消費電力をおさえて併用することもできるでしょう。

電気ストーブとの比較

まちエネ-電気ストーブの電気代はいくら?他の暖房器具との比較と節約方法

オイルヒーターと電気ストーブを比較してみます。オイルヒーターは内部のオイルを加熱し、その熱を外部に放出するという仕組みを持っています。一方、電気ストーブは直接的に熱を発生させています。

電気ストーブは種類によって消費電力が異なりますが、おおよそ300W~1,200W程度となるため、電気料金単価30円/kWhで1時間使用した場合の電気代は9円~36円ほどとなります。モデルにもよりますが、オイルヒーターの方が消費電力は高い傾向にあり、電気代も高くなります。

1時間あたりの電気代
オイルヒーター45円
電気ストーブ9円~36円

電気ストーブは即効性が高く、スイッチを入れれば瞬時に熱を感じることができますが、その持続効果は低いです。また、局所的な暖房に向いているため、お部屋全体を暖めるというよりも特定の部分を温めるのに適しています。

いっぽうで、オイルヒーターの利点は持続的な暖房効果が高く、室内全体を均一に暖めることができる点です。

オイルヒーターと電気ストーブどちらを使うかも、電気代だけではなく使用するシーンや用途を考慮することが重要です。

例えば、寝室を一定時間じっくりと暖めたい場合にはオイルヒーターが適していますが、リビングや短時間だけ使用する場所には電気ストーブの方が効率的かもしれません。それぞれの暖房器具の特性を理解し、自分のライフスタイルに合わせて選ぶことが節約にもつながります。

ファンヒーターとの比較

まちエネコラム-セラミックファンヒーターの電気代は高い?他の暖房器具との比較や節約方法を紹介

オイルヒーターとファンヒーターも比較します。

オイルヒーターは内部にオイルを循環させて放熱し、室温をゆっくりと上げるいっぽうで、ファンヒーターはファンを使って強制的に暖気を循環させるため、短時間でお部屋を暖めることが可能です。

これらの違いを考慮し、使用目的や必要な暖房の範囲に応じて、最適な暖房器具を選ぶことが重要です。オイルヒーターは静音性に優れ、空気を乾燥させないため、寝室や小さなお部屋での使用に向いています。一方、ファンヒーターはリビングや広いスペースでの即効性が求められる場合に適しています。

セラミックファンヒーターを例として、アイリスオーヤマのPCH-HM12B-Wの電気代を計算してみます。こちらは強運転では1,250W、弱運転では625Wの消費電力となっていますので、1時間あたりの電気代は強モードで37.5円、弱モードでは18.75円となります。(電気料金単価は30円/kWhにて計算)

1時間あたりの電気代
オイルヒーター45円
セラミックファンヒーター強モード:37.5円
弱モード:18.75円

どちらの暖房器具もメリット・デメリットがあるため、自分の生活スタイルやお部屋の特性に合わせて選ぶことが大切です。

電気代をおさえるオイルヒーター節約術

オイルヒーターの電気代をほかの暖房器具とも比較しながらご紹介してきました。では、ここからはオイルヒーターを効率よく使い電気代を節約する方法を解説していきます。

窓際に置く

オイルヒーターを効率よく使って部屋全体を暖めるには、窓際に置くのがとても効果的です。窓際は外の冷たい空気が入りやすい場所なので、そこにオイルヒーターを設置すると、冷気をすぐに暖めて部屋全体に暖かさを行き渡らせることができます。

オイルヒーターを効率よく使ってお部屋全体を暖めるには、窓際に置くのがとても効果的です。窓際は外の冷たい空気が入りやすい場所なので、そこにオイルヒーターを設置すると、冷気をすぐに暖めてお部屋全体に暖かさを行き渡らせることができます。

このようにオイルヒーターを窓際に置くことで、暖房の効率をあげることができますので、電気代の節約にもつながります。

暖房器具にはそれぞれ効果的な置き方があります。電気代を節約できる暖房器具の置き方についてはこちらのコラムでくわしくご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

設定温度を低くする

オイルヒーターの電気代をおさえるには、設定温度を少し低めにするのが効果的です。設定温度が高いと、ヒーターが長時間稼働してしまい、その分消費電力が増えて電気代も高くなります。

オイルヒーターを利用する際は、リビングは20℃、寝室は16℃ぐらいがおすすめです。少し寒いのではないかと思われるかもしれませんが、オイルヒーターは天井や壁なども含めてお部屋全体を暖めることができるため、他の暖房器具に比べて少し低い設定温度でも十分暖かく過ごせます。

設定温度を低くすることで、その分消費電力量を小さくできますので、結果として電気代をおトクにできます。

お部屋の気密性を高くする

お部屋の気密性を高めることで、オイルヒーターの効率が上がり、電気代を節約することができます。暖かい空気が逃げにくくなるため、室内の温度を一定に保つことができ、その結果、ヒーターの稼働頻度が減り、消費電力を小さくして電気代をおさえることができます。

例えば、窓やドアの隙間にシールを貼ったり、厚手のカーテンを使うことでお部屋の気密性を向上させることができます。また、断熱シートを取り入れるとさらに効果的です。こうした工夫によって、暖かさを保ちながら、オイルヒーターの電気代の節約にもつながるので、おすすめです。

エコモード・省エネモードを使う

オイルヒーターのエコモードや省エネモードを活用することで、電気代を節約することができます。

例えば、エコモードでは、設定温度に近づくとヒーターの稼働をおさえ、過剰な電力消費を防ぎます。そのため、電気代を効果的に節約できます。エコモードや省エネモードを積極的に利用することで、オイルヒーターの電気代を確実におさえることができます。

電力会社やプランを見直す

定期的に電力会社や電気料金プランを見直すことで、電気代をおさえることができます。多くの電力会社が異なるプランとさまざまな料金体系を提供しています。

自分の使用状況やライフスタイルにあったプランを選ぶことで、節約が可能です。例えば、特定の時間帯の電気料金がおトクになっているプランもあります。お部屋の暖房を使用する時間帯に合うおトクなプランに変更するだけで、効率的に電気代を節約できます。

まちエネにもさまざまな電気料金プランがございます。オイルヒーターの電気代を見直す際、その使い方以外にもご契約中の電気料金プラン、電力会社を切替えることも検討してみましょう。オイルヒーターの使い方はそのままに、電気代を節約できるかもしれません。

寒い冬、暖房は頼りになる家電製品です。暖房や電気代の仕組みを理解しながら、快適でおトクに冬を過ごしましょう。

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