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ウォーターサーバーの電気代は月いくら?冷蔵庫や電気ケトルとの比較、節約方法を解説

ウォーターサーバーの電気代は月いくら?冷蔵庫や電気ケトルとの比較、節約方法を解説

こんにちは、まちエネです。

いつでもきれいな水が飲めて、すぐにお湯も使える、そんなウォーターサーバーって便利だけど、「電気代が高そう…」と思ったことはありませんか?

これから導入を考えている方はもちろん、すでに使っている方でも、「実際、月にどれくらいかかってるの?」と気になっている方も多いかもしれません。

実際のところ、基本的に電源をつけっぱなしで使うウォーターサーバーですが、月々の電気代がおおよそ500円から1,500円ほどかかると言われています。

このコラムでは、ウォーターサーバーの1か月あたりの電気代の目安と計算方法や、他の家電製品との比較季節による変動などを分かりやすく紹介します。さらに、電気代を抑えるための工夫省エネ設置のポイントも解説します。

ウォーターサーバーのコスト面が気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

ウォーターサーバーの電気代は月額500円程度

実際には、ウォーターサーバーの電気代は月あたりおおよそ500円~1,500円程度が目安です。1日あたりにすると約15円~50円ほどで、思ったよりも手ごろに感じる方もいるのではないでしょうか。

参考:JDSA 消費電力測定基準(1804)一般社団法人 日本宅配水&サーバー協会

ただし、この電気代はウォーターサーバーの種類や機能、設置環境、使用方法によって大きく変わることがあります。たとえば、以下のようなポイントによって電気代が変わります。

ウォーターサーバーの電気代は月いくら?冷蔵庫や電気ケトルとの比較、節約方法を解説
  • オートクリーン機能の有無
    ウォーターサーバー内を自動的に熱湯で洗浄・除菌する「オートクリーン機能」があると、そのぶん電力を多く消費します。便利な機能ですが、紫外線除菌タイプや抗菌材使用タイプと比べると電気代はやや高めになる傾向があります。
  • エコモードや省エネ機能の有無
    ウォーターサーバーのモデルによっては、使用しない時間帯に加熱や冷却を自動で抑える省エネモードが搭載されているものもあります。こうした機能を活用することで、電気代をぐっと抑えることができます。
  • 設置場所の環境
    直射日光が当たる場所や、気温の高い部屋に設置すると、冷却に余分なエネルギーがかかり、結果として電気代が増えることも。できるだけ涼しく、日陰になる場所に置くのがおすすめです。
  • 使用頻度や使用人数
    お湯や冷水をたくさん使う家庭では、そのぶん加熱や冷却の回数も増えるため、電気代も上がりやすくなります。

ウォーターサーバーの電気代は季節によっても変わる

実は、ウォーターサーバーの電気代は季節によって変動することがあります。その理由は、ウォーターサーバー内の水温が外気温の影響を受けやすいためです。

たとえば夏は気温が高くなるため、ウォーターサーバーの水も温まりやすくなります。その結果、冷たい水を保つために冷却機能がフル稼働し、電気代が上がりやすくなります。

逆に冬は、水が冷えやすいため保温に多くの電力を使います。温水を一定の温度にキープするために、ヒーターが頻繁に作動するのです。

このように、夏と冬はウォーターサーバーの消費電力が増えやすく、電気代もやや高くなる傾向があります。季節による変化を頭に入れておくと、より上手に電気代を管理できますよ。

このように、ウォーターサーバーの電気代は「本体の機能」や「使い方」「設置環境」など、さまざまな要素で変わってきます。

ウォーターサーバーの電気代は冷蔵庫や電気ケトルと比較して安いの?

まちエネコラム-冷蔵庫の電気代:知って得する6つの節約テクニック

ウォーターサーバーではなくても、買ってきたペットボトル水を冷蔵庫で冷やしておいておけばいいのでは?とも思われるでしょう。実際、ウォーターサーバーと冷蔵庫では電気代にどのような差があるのか見てみましょう。

たとえば、二人暮らしに多い容量301~350Lの冷蔵庫の場合、年間の電気使用量は約347kWhとされており、電気代に換算すると約10,410円/年になります(※1kWhあたり30円で計算)。参考:経済産業省 資源エネルギー庁 省エネ性能カタログ 2022年版

ひと月で割ると、約867円/月となります。

つまり、冷蔵庫の電気代はおおよそ月900円前後が目安ということです。

一方で、ウォーターサーバーの電気代は月500円〜1,500円程度が一般的。選ぶ機種や使い方によっては、冷蔵庫よりも安くなるケースもあることが分かります。

「冷蔵庫並みに電源を入れっぱなしにする家電製品」としては、ウォーターサーバーの電気代はそこまで極端に高いわけではない、といえるでしょう。

次に、お湯を使う場合を考えてみましょう。お湯は電気ケトルを使って沸かしている方もいらっしゃると思います。

例えば湯沸かし時の消費電力が1,250Wで、容量は0.8L、満水の沸騰時間4分の電気ケトルでお湯を沸かすときの電気代は約2.5円となります。参考:ディスプレイ ロック コントロール 0.8L ティファール

毎日どれくらいのお湯を沸かすかによりますが、1か月間(30日)毎日3回使用した場合、一月の電気代は約225円となります。お湯を沸かすだけであれば、電気ケトルはウォーターサーバーよりもかなり電気代はおトクです。

とはいえ、電気ケトルでその都度お湯を沸かすには、時間も手間もかかりますよね。その点、ウォーターサーバーならレバーを押すだけで、すぐにお湯やお水が使えるので、手間いらずでとても便利です。

電気代以外にかかる、ウォーターサーバーの維持費用を抑える

ウォーターサーバーの電気代は月いくら?冷蔵庫や電気ケトルとの比較、節約方法を解説

ウォーターサーバーの月々の出費は、電気代だけではありません。以下のような費用も発生することがあります。

  • サーバーの設置費用
  • サーバーのレンタル費用
  • 水の料金
  • 送料
  • メンテナンスやサポートの費用
  • 解約時の違約金 など

「電気代も気になるけど、毎月のトータルコストをできるだけ抑えたい」という方は、特に水の料金が安いメーカーを選ぶのがポイントです。

また、サーバーのレンタル費用もメーカーによって異なり、無料〜1,000円程度と差があります。

ウォーターサーバーの電気代を節約する方法

ウォーターサーバーの電気代は月いくら?冷蔵庫や電気ケトルとの比較、節約方法を解説

「できるだけ電気代がかからないウォーターサーバーを使いたい」と思っていても、電源を入れっぱなしにするウォーターサーバーはどうしても一定の電気代がかかります。
ですが、実はちょっとした工夫をするだけで、毎月の電気代をグッと抑えることができるのをご存じですか?

ここでは、日々の使い方を少し見直すだけで無理なくできる、電気代の節約術をご紹介します。

エコモードや省エネ機能付きのウォーターサーバーを選ぶ

ウォーターサーバーは24時間稼働し続ける家電製品なので、電気代が気になる方には「エコモード」や「スリープ機能」など、省エネ性能を備えたモデルがおすすめです。

たとえば、一般的なウォーターサーバーの電気代は月500円~1,500円ほどですが、エコ機能を活用すれば大きく電気代を抑えることもできます。

フレシャスの公式サイトでは、ウォーターサーバー「スラット」はエコ機能で月々の電気代が390円ほどに抑えられるとしています。このようにエコモード、省エネ機能搭載のモデルは通常のモデルに比べて電気代を抑えることができます。

参考:ウォーターサーバーの電気代を節約するには?|ウォーターサーバー・宅配水ならフレシャス公式

壁や家電製品から15cm以上離して設置する

ウォーターサーバーは稼働中に熱を持つため、放熱しやすい環境に置くことが大切です。壁や家具、電子レンジなどの熱を発する家電製品にぴったりとくっつけてしまうと、本体に熱がこもりやすくなり、効率が悪くなって余計な電力を消費してしまいます。

設置の際は、周囲から15cm以上のスペースを空けることがポイントです。

直射日光の当たる場所を避ける

ウォーターサーバーを日当たりのよい場所に設置すると、日光によって本体が熱くなり、冷却に余分な電力がかかってしまいます。さらに、内部の温度が上がることで雑菌の繁殖リスクが高まることもあります。

なるべく涼しく風通しのいい場所に設置することで、電気代の節約と衛生管理の両方に効果があります。

定期的に掃除をしてホコリを取り除く

ウォーターサーバーの背面などには、排熱用の吹き出し口があります。そこにホコリが溜まってしまうと、うまく熱を逃がせずに消費電力が増えてしまう原因になります。

月に1〜2回ほど、乾いた布や掃除機で吹き出し口のホコリを取り除くことで、効率的な排熱ができ、電気代の無駄を防げます。衛生面でも安心ですね。

こまめに電源を切らない

ウォーターサーバーの電気代は月いくら?冷蔵庫や電気ケトルとの比較、節約方法を解説

ウォーターサーバーの電気代を抑えるためには、こまめに電源を切らないことがポイントです。

ウォーターサーバーは、いつでも冷水や温水が使えるようにタンク内の水を一定の温度で保っています。電源を切ってしまうと、水は常温に戻り、再び使うときには一から加熱・冷却を行う必要があるため、かえって多くの電力を消費してしまいます。

夜間など、長時間使わないときに1日1~2回程度オフにする分には問題ありませんが、数時間ごとに電源を切ったり入れたりするのは逆効果です。

無駄な電源のオン・オフは避けつつ、エコモードや省エネ機能が搭載されたモデルを選ぶことで、より効率的に電気代を節約できます。

ウォーターサーバーの電気代は「つけっぱなし=高い」と思われがちですが、設置環境や機種の選び方、日々の使い方を少し工夫するだけで、無理なく節約することができます。

毎日の生活の中で自然にできることばかりなので、ぜひ取り入れてみてください。

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