1. ホーム
  2. まちエネコラム
  3. 一軒家の電気代、実は高い?世帯人数別に見る目安とラクにできる節約方法

まちエネコラム

Column

一軒家の電気代、実は高い?世帯人数別に見る目安とラクにできる節約方法

一軒家の電気代、実は高い?世帯人数別に見る目安とラクにできる節約方法

こんにちは、まちエネです。

「一軒家に住むと、電気代ってどれくらいかかるんだろう?」

そんな疑問を持ったことはありませんか。

マンションやアパートに比べて一軒家は部屋数や延べ床面積が広い分、冷暖房の効きやすさや家電製品の使い方に違いがあり、電気代が高くなりやすいと感じる方も多いです。特に夏や冬の時期は、エアコンや暖房器具をフル稼働するため「思った以上に電気代がかさんだ…」という声もよく聞かれます。

このコラムでは、一軒家に住む場合の平均的な電気代を紹介するとともに、世帯人数による違い、電気代を抑えるための工夫について分かりやすく解説します。

これから一軒家への引越しを考えている方はもちろん、すでに一軒家に住んでいて「もっと電気代を節約したい!」という方にも役立つ内容です。

一軒家(戸建て)の電気代と集合住宅のちがい

「一軒家に住むと電気代が高い」ってよく聞きますよね。実際のところ、データでもその傾向が出ています。

日本生活協同組合連合会が2019年に行った調査によると、月々の平均的な電気代はこんな感じです。

1か月の電気代
戸建て8,546円
集合住宅6,477円

参考:電気・ガス料金調査 p.5 2019年9月 日本生活協同組合連合会

つまり、一軒家は集合住宅よりも月の電気代が毎月約2,000円くらい高いということです。

理由はシンプルで、戸建ては広さがある分エアコンや暖房を使う面積が大きく、照明の数も増えがち。また、窓が多い家だと外の空気が入りやすくて、せっかく冷やしたり温めたりした空気が逃げやすくなります。

その結果、冷暖房の効率が落ちて電気代が上がってしまうんですね。

世帯人数別|一軒家の電気代目安

一軒家の電気代、実は高い?世帯人数別に見る目安とラクにできる節約方法

一軒家の電気代は、家族の人数によっても少し変わってきます。特に3人・4人といったファミリー世帯は、冷暖房や家電製品の使用量が多くなる分、どうしても電気代がかさみやすい傾向にあります。

総務省「家計調査 家計収支編(二人以上の世帯)」のデータ(2025年)によると、平均的な月々の電気代は次のとおりです。

1か月の電気代
3人世帯13,915円
4人世帯13,928円

参考:総務省 政府統計 統計表・グラフ表示 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2025年

注目したいのは、3人から4人に増えても電気代の差はわずか という点です。これは、家の広さや冷暖房・照明といった「住まいそのものに必要な電気」がベースとしてかかるため、人数が1人増えたくらいでは大きな変化が出にくいからです。

ただし、家族が多いほど洗濯や炊事の回数が増えたり、部屋ごとに照明やエアコンを使う時間が長くなったりするため、生活習慣の違いによって電気代はじわじわ増えていく 傾向があります。

つまり、一軒家の電気代は「人数そのもの」よりも、家の広さや暮らし方のスタイルに左右されやすいと言えます。

一軒家のオール電化は電気代が高くなりやすい?

一軒家の電気代、実は高い?世帯人数別に見る目安とラクにできる節約方法

オール電化住宅は、調理・給湯・暖房といった生活に必要なエネルギーをすべて電気でまかなう仕組みです。そのため、一般的な住宅と比べると、電気代はやや高めになる傾向があります。

例えば、関西電力が2020年の会員データをもとに集計した結果によると、オール電化で3人家族の1か月の平均電気代は14,835円。一方、総務省「家計調査」(2024年)のデータによると、3人世帯の全国平均は12,651円 です。

つまり、オール電化住宅の方が月々でおよそ2,000円前後高いことが分かります。

参考:オール電化世帯人数別の電気代平均額|オール電化|関西電力
参考:総務省統計 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 用途分類(世帯人員別)より算出

ただし、ここで忘れてはいけないのが、オール電化にはガス代がかからないという点です。ガスの基本料金や使用料がゼロになるので、トータルの光熱費で見ると一概に「高い」とは言い切れません。

さらに、オール電化向けには専用の割安料金プランも用意されています。効率的な使い方を意識すれば、電気代の負担を抑えることも十分可能です。

一軒家で電気代が高くなりやすい理由

一軒家は集合住宅に比べて、電気代が高くなりやすい傾向があります。その理由は、建物の広さや構造、契約内容、生活習慣など、いくつもの要因が重なっているからです。

家が広く部屋数が多い

一軒家の電気代、実は高い?世帯人数別に見る目安とラクにできる節約方法

一軒家はマンションやアパートよりも床面積が広く、部屋数も多いのが一般的です。その分、エアコンや暖房を効かせる範囲が大きくなり、電力消費も増えます。吹き抜けや大きなリビングでは空気が逃げやすく暖まりにくいため、冷暖房効率が低下しやすくなります。

また、窓が多く断熱性や気密性が低い家は、夏は熱気が入り込み、冬は暖気が逃げやすくなるため、さらに電気代が高くなりやすいです。

契約アンペア数が高めになりやすい

一軒家は同時に使う家電製品の数が多いため、契約アンペア数を大きめに設定する家庭が多いです。40Aや50Aなどの契約は一般的で、アンペア数が上がると基本料金も高くなります。

つまり、実際に使う電気量だけでなく、契約内容によっても電気代が高くなりやすいのです。

家族人数や生活習慣の影響

戸建てはファミリー世帯が中心で、3人以上の世帯が多いのも特徴です。家族が増えると照明や冷蔵庫、洗濯機、炊飯器、テレビなどの使用回数も増えるため、電気代が上がりやすくなります。

生活習慣によっても電気の使い方は変わるため、日々の積み重ねが電気代に直結します。

オール電化住宅の場合

調理や給湯、暖房まで全て電気でまかなうオール電化住宅では、電気代の請求額が高くなりやすいです。もちろんガス代はかからないので光熱費全体ではバランスが取れますが、単純に「電気代」だけを見ると一般住宅より高めになることが多いです。

どうして冬は電気代が高くなるのか?

戸建てに住んでいると、毎年冬になるたびに電気料金の明細を見て驚く方も多いのではないでしょうか。実は電気代は1年の中で冬がもっとも高くなりやすい季節です。家庭によっては、冬だけで月に3〜4万円近い電気代がかかることもあります。

「生活スタイルは変わっていないのに、なぜこんなに?」と疑問に思う方に向けて、冬場に電気代が高くなる主な理由を見ていきましょう。

冬に電気代が高くなる理由

  • 暖房の使用が増えるから
    エアコンやパネルヒーター、電気ストーブなど、暖房機器は消費電力が大きい家電です。例えばテレビが1時間あたり約200Wに対して、パネルヒーターは400〜1200Wほど必要になります。暖房を長時間つけることで電気代が一気に跳ね上がります。
  • 外気温との差で消費電力が増えるから
    エアコンは外気温が低いほど効率が落ち、より多くの電力を消費します。夏の冷房よりも、冬の暖房のほうが電気を使うといわれるのはこのためです。
  • 日照時間が短いから
    冬は朝7時ごろまで暗く、夕方も17時には照明が必要になります。結果として照明や空調を使う時間が長くなり、電気代が増えるのです。

こうした理由が重なり、春や秋と比べると電気使用量が 1.5倍ほど増える ことも珍しくありません。「特別に贅沢していないのに電気代が高い」と感じるのは、まさにこの季節特有の事情によるものなんです。

一軒家の電気代をおさえるコツ

一軒家は広くて家族も多いぶん、どうしても電気代が高くなりがち。でも、ちょっとした工夫でぐっと節約できます。毎日の生活に取り入れやすいポイントを紹介します。

エアコン・暖房の使い方を見直す

一軒家の電気代、実は高い?世帯人数別に見る目安とラクにできる節約方法

冷暖房は電気代の大きな割合を占めます。設定温度をちょっと調整するだけで節約効果は大きいです。夏は28℃前後、冬は20℃前後を目安にしてみましょう。

さらに、扉やカーテンで空気の逃げ道を減らすだけでも効率アップ。室内の空気を逃さないように工夫すると、同じ温度でも電気の消費を抑えられます。

エアコンの電気代について、その節約方法についてはこちらのコラムをご参考ください。

ほかの家電製品の使い方を工夫する

照明や電子レンジ、洗濯機、テレビなどは、使うタイミングや待機電力を見直すだけでも電気代が減ります。

例えば、使っていない部屋の照明はこまめに消す、コンセントを抜いて待機電力を減らす、洗濯や食洗機は夜間の安い電力を使う時間に回すなど、ちょっとした工夫が効きます。

コンセントを挿しっぱなしにしているだけで、年間7,000円以上の電気代がかかるとされています。コンセントを抜いておいた方が良い家電など、詳しくはこちらのコラムをご覧ください。

家電製品を新しいものに変える

古い冷蔵庫やエアコンは、思っている以上に電気を食います。省エネ性能の高い家電製品に買い替えるだけで、長期的に大きく節約できます。特に広い一軒家は、効率の良い冷暖房機器を選ぶことがポイントです。

契約プランやアンペア数を見直す

一軒家では、家電製品を同時に使うことが多く、契約アンペア数を大きめにしている家庭が多いです。でも、実際の生活に合わないアンペア数を契約していると、無駄に基本料金を払っている可能性があります。

オール電化住宅なら専用プランや夜間電力プランを使うことで、効率的に電気代を抑えられます。

ちょっとした断熱対策も効く

窓に断熱シートを貼ったり、カーテンで冷暖房の効率を上げたりするだけでも、空気の逃げを減らせます。「少しの投資で電気代をおさえる」工夫としておすすめです。

一軒家だからこそできる!太陽光発電システムの活用

一軒家の電気代、実は高い?世帯人数別に見る目安とラクにできる節約方法

一軒家に住んでいると、屋根に太陽光パネルを設置できるスペースがあるのが大きなメリットです。太陽光発電システムを導入すれば、自宅で作った電気を使うことで、電気代をぐっと抑えることができます。

自家消費で電気代を節約

太陽光で発電した電気は、まず自宅で使うことができます。昼間に電気を使えば、電力会社から買う電気の量を減らせるので、電気代の節約につながります。特に日中に家にいることが多い家庭や、電気を多く使う時間帯が昼間に重なる家庭では効果的です。

余った電気は売ることもできる

発電した電気が余った場合は、電力会社に売電することもできます。これにより、電気代の節約に加えて、売電収入として家計の助けにもなります。売電価格や契約条件は地域や契約プランによって異なるので、事前にチェックしておくことが大切です。

長期的なメリット

太陽光発電システムは初期費用がかかりますが、長く使うほど電気代削減効果が積み重なります。さらに、一軒家の場合は屋根のスペースが確保しやすく、設置効率も高くなるので、集合住宅ではできないメリットがあります。

電気代をぐっと抑えるにはプランの見直しも大切

毎日の工夫で電気代を抑えるのも大切ですが、電力会社や契約プランを見直すことも大きな節約につながります

例えば、家族のライフスタイルに合ったアンペア数や、オール電化向けの割安プランを選ぶだけで、毎月の基本料金や電気代の負担をぐっと減らせることがあります。

節約は「家でできる小さな工夫」と「契約内容の見直し」の両方を組み合わせるのがポイント。ちょっとした工夫と賢いプラン選びで、一軒家の電気代も無理なく抑えられます。

コラム一覧を見る