
こんにちは、まちエネです。
「オール電化にすると、電気代ってどれくらいかかるの?」
これからオール電化住宅に住もうと考えている方も、すでにオール電化で2人暮らしをしていて「うちの電気代、高すぎる?」と感じている方も、電気代の目安は気になるところですよね。
オール電化はガス代が不要な分おトクといわれる一方で、冷暖房や給湯などをすべて電気でまかなうため、季節によっては思った以上に電気代が高くなることも。実際にオール電化住宅で2人暮らしをした場合の月間の平均電気代は13,406円とされています。
このコラムでは、2人暮らしのオール電化住宅での電気代の平均額や、高くなりがちな理由、無理なくできる節約術までわかりやすく解説します。オール電化の住まいをより快適&おトクにするために、ぜひ参考にしてみてください。
2人暮らしの場合、オール電化の電気代は高い?
オール電化にすると、ガス代がかからないぶん光熱費全体は安くなると言われることもありますが、「実際の電気代はどれくらいなの?」と気になりますよね。
関西電力が公開しているデータによると、オール電化住宅で2人暮らしをした場合の月間の平均電気代は13,406円となっています。この金額には、照明・冷暖房・給湯・調理など、家庭内のすべてのエネルギー使用が含まれており、ガス代は一切かからない前提です。
| 世帯人数 | 1か月の電気代平均 |
| 1人暮らし | 10,777円 |
| 2人暮らし | 13,406円 |
| 3人暮らし | 14,835円 |
| 4人暮らしい以上 | 16,533円 |
ただし、住宅の断熱性能や使用している家電製品、生活スタイルによっても電気代は大きく変わります。特に冬場はエコキュート(電気給湯器)やエアコンの使用で電気代が上がりやすいため、季節ごとの変動には注意が必要です。
- エコキュートとその電気代や節約方法についてはこちらのコラムをご覧ください。
- エアコン(冷房・暖房)の電気代や節約方法についてはこちらのコラムをご覧ください。
オール電化で2人暮らしの電気代は冬が高い

オール電化に限らず、2人暮らしの家庭では冬場に電気代が高くなる傾向があります。夏と比べても「電気代が一気に上がって驚いた」という経験がある方も多いのではないでしょうか。
その主な理由は、以下のとおりです。
冬の電気代が高くなる主な理由
- 暖房器具の使用時間が長い
エアコン、電気ストーブ、こたつなどを長時間使うため、消費電力量が一気に増えます。とくにオール電化では暖房もすべて電気でまかなうため、使用量が多くなりがちです。 - 給湯にかかる電力が増える
冬は水温が下がるため、お湯を沸かすのに必要なエネルギーが増えます。エコキュートなどを利用している家庭では、深夜にまとめてお湯を沸かす場合でも、夏より多くの電力を使います。 - 日照時間が短く照明使用時間が長くなる
朝晩の照明をつける時間も長くなるため、意外と見落とされがちですが照明の電気代も冬の上昇要因のひとつです。
冬場の方が電気代が高くなる理由について、詳しくはこちらのコラムで解説しているので参考にしてみてください。
2人暮らしの電気代が高くなる原因
お互いの生活スタイルが異なるから
2人暮らしでは、仕事の時間や在宅のタイミング、過ごし方の違いによって、それぞれが電気を使う時間帯がバラバラになりがちです。
たとえば、どちらかが在宅勤務や夜勤などで日中に家にいれば、その時間にエアコンや照明、テレビ、パソコンなどを使うことになります。そして、もう一人が夜に帰宅すれば、また同じように家電製品を使い始めるため、家の中ではほぼ1日中、誰かが電気を使っている状態になることも。
また、食事の時間がズレると、電子レンジやIHコンロを別々に使ったり、洗濯機も別々に回すようなケースもあります。1回でまとめて済ませられるはずの家事を何度も繰り返すことで、その分だけ電気を余計に使ってしまうんですね。
こんなふうに生活リズムが違うと、電気の使い方もバラつきやすくなり、結果として電気代が高くなりやすいというわけです。
生活スペースが広がると電気の使用量も増える

2人暮らしになると、ワンルームから1LDKや2DKなど、少し広めの間取りに住むことが多くなります。生活スペースが広がると、それだけ冷暖房や照明、家電製品を使う場所も増えるため、自然と電気の使用量も増えてしまうのです。
たとえば、1人暮らしのときはリビング兼寝室だった部屋が、2人暮らしではリビングと寝室に分かれることがあります。その場合、エアコンや照明を2部屋で使うようになり、消費する電気も倍近くになることも。さらに、2人分の生活家電(冷蔵庫や洗濯機など)も容量が大きいものを使うようになりがちで、それも電気代に影響します。
住まいが広くなること自体は快適さにつながりますが、その分、電気を使う機会も増えてしまうという点は押さえておきたいところです。
家電製品の使い方にムダが増えてしまう
2人暮らしでは、別々の部屋でエアコンや暖房を使うことが増え、どうしても家電製品が同時に動いてしまいます。同じ部屋にいれば片方の家電製品だけで済むので、家電製品の使い方に無駄が生まれているとも言えます。そのぶん、電気代が高くなってしまうこともあるでしょう。
オール電化の二人暮らしで電気代を抑える方法
契約アンペア数の見直し
オール電化住宅では、調理や給湯、冷暖房などすべてを電気でまかなうため、一般的にガス併用の住宅よりも多くの電力を必要とします。そのため、契約アンペア数も大きめになりがちで、60A以上がひとつの目安とされています。
もちろん、必要な容量は世帯人数や使う家電の数によって変わりますが、60Aあれば複数の家電製品を同時に使ってもブレーカーが落ちにくく、快適に暮らせるでしょう。
ただし、契約アンペア数が大きいほど基本料金も上がるため、実際の使用状況に見合った契約になっているかを定期的に見直すことが大切です。必要以上に大きな容量で契約していないか、一度確認してみるとよいでしょう。
エコキュートを使っている場合は、節約できる使い方を意識する

エコキュートは、夜間の割安な電気を使ってお湯を沸かすことで、光熱費を抑えられるのが大きな特徴です。
ただし、使い方によっては本来の節約効果が薄れてしまうこともあります。できるだけ効率よく運転させるためには、いくつかのポイントを意識することが大切です。
- 電気料金の安い夜間を活用
夜間の電気料金がおトクに設定されているオール電化向けプランを契約されている場合、電気料金の安い夜間にお湯を沸かすよう稼働時間を設定しておくことで、日中の割高な電気を使わずに済みます。 - 季節によって省エネモードを活用
浴槽にお湯をためる頻度や季節によっては、省エネモードを活用することで、余計なエネルギー消費を抑えることができます。たとえば、夏場などお湯が冷めにくい時期は設定温度を下げて省エネ運転するなど、うまく活用すれば電気代を抑えることができるでしょう。 - 日中に自動沸き増ししないように設定する
自動沸き増し機能は便利ですが、設定によっては昼間にタンク内のお湯を再加熱してしまい、結果として電気代が高くなるケースもあります。沸き増しのタイミングには注意が必要です。 - 高温足し湯は追い炊きよりも効率的
2人暮らしでは、入浴の時間帯がずれることもあるため、自動保温や追い焚きをつい使いがちですが、これらの機能はタンク内のお湯を再度沸かすため、電気代がかさむ原因になります。高温足し湯をうまく活用することで、無駄な電力を使わずにお湯の温度を保つことができるでしょう。 - 長期間使わない際には休止モードに設定
旅行や帰省などで長期間エコキュートを使わないときには、休止モードに切り替えておくと、待機電力のムダを減らせます。毎日の使い方を少し工夫するだけでも、エコキュートの省エネ効果はぐっと高まります。
お湯やエアコンの温度を自動設定にする
給湯器やエアコンを使うときは、自分で温度を頻繁に変えすぎないことが大切です。たとえば、暑い日にエアコンの設定温度を必要以上に低くしたり、冬場に給湯器の温度を高めに設定したりすると、外気との温度差が大きくなるため、消費電力がかえって増えてしまうことがあります。
こうした無駄を防ぐためには、エアコンや給湯器を「自動運転モード」に設定するのがおすすめです。自動モードにしておけば、室温や外気温に応じて機器が最適な温度を自動で調整してくれるため、効率のよい運転が可能になり、電気のムダ使いを抑えることができます。
IHクッキングヒーターをつかう時間をなるべく短くする

IHクッキングヒーターは火を使わず、手軽で安全な調理ができる一方で、加熱中は比較的多くの電力を消費します。特にオール電化の家庭では、調理の電気使用量も無視できません。
そのため、IHヒーターの使用時間をできるだけ短くすることが、電気代の節約につながります。たとえば、材料をあらかじめ切って準備を整えておく、煮込み料理は保温調理鍋などを併用する、余熱をうまく活用するといった工夫が有効です。
加熱しっぱなしの状態を減らすことで、ムダな電力消費を防ぎ、効率のよい調理ができます。ちょっとした意識の違いが、日々の積み重ねとして電気代に表れてくるでしょう。
古い家電製品は買い替えも検討を
使い慣れた家電製品でも、製造から10年以上経っているものは消費電力が高く、効率が悪いケースが少なくありません。特にエアコン、冷蔵庫、洗濯機などの大型家電は、毎日使うものだからこそ、電気代に直結します。
最近の家電製品は、省エネ性能が大きく向上しており、買い替えるだけで年間の電気代が大幅に下がることもあります。購入時のコストはかかりますが、長期的に見れば光熱費の削減効果で十分に元が取れる可能性も高いと言えるでしょう。
オール電化の家庭に限らず、古い家電が家中に残っていないか一度見直してみるのも、電気代節約の第一歩です。
経済産業省 資源エネルギー庁では省エネ型の機器の効率などを紹介しています。一度参考にしてみましょう。
参考:機器の買換で省エネ節約 | 家庭向け省エネ関連情報 | 省エネポータルサイト
2人の生活リズムをそろえて電気のムダを減らそう!
2人暮らしでも、それぞれの生活リズムや家電の使い方がバラバラだと、電気の無駄遣いが増えてしまうことがあります。例えば、誰かが早く起きて電気を使い始め、もう一人が夜遅くまで別の家電を使っていると、一日に何度も電力のピークが生まれてしまうからです。
そこで、できるだけ生活スタイルを合わせて、家電を使う時間帯を重ねる工夫をすると効果的です。たとえば、一緒に料理をしたり、入浴時間を近づけたりすることで、同じ時間帯に電気を集中して使い、無駄な電力消費を減らせます。
また、使っていない部屋の電源をこまめに切るなどの意識も大切です。ちょっとした工夫で電気の使用効率が良くなり、結果的に電気代の節約につながります。
電力会社や電気料金プランの見直しで賢く節約

電力自由化により、今ではさまざまな電力会社や料金プランが選べるようになりました。自分たちの生活スタイルに合ったプランを選ぶことで、電気代を大きく節約できる可能性があります。
例えば、夜間に電気をたくさん使うオール電化住宅向けのプランや、使用時間帯に応じて料金が変わるプランなど、多様な選択肢があります。定期的に電力会社やプランの見直しをして、よりおトクなものがないかチェックすることが大切です。
また、料金だけでなくサービス内容やサポート体制も確認して、自分たちに合った会社を選びましょう。電気の使い方や生活パターンは変わることもあるので、見直しを習慣にすると賢い節約につながります。
オール電化の二人暮らしでかかる電気代の平均は、約13,406円といわれています。しかし、使い方や契約内容を見直すことで、この金額を大きく節約することが可能です。今回ご紹介したポイントを参考に、ご自身の生活スタイルに合った節約方法を取り入れてみてください。
無理なく続けられる工夫が、毎月の電気代を抑え、快適で経済的な暮らしにつながります。電気代の見直しは環境にもやさしい選択です。賢く電気を使って、より豊かな毎日を目指しましょう。