こんにちは、まちエネです。
みなさん、「検針票」ってご存知ですか?「検針票」は毎月の電気使用量や電気料金、契約内容などが記載されている大切なもので、家計管理に役立つ情報が記載されています。
しかし、いざ「検針票」を見ても、どこをどう読んだらいいのか分からないかもしれません。そこで今回は、「検針票」とは何か、どうやって読めばいいのか、分かりやすく解説していきます。
「検針票」をしっかりと理解することで、電気の使い方を見直すきっかけにもなるはずです。
検針票は電気の使用量などを知らせる明細書

「検針票」とは、毎月の電気使用量や電気料金などが記載された明細書です。東京電力エナジーパートナー(東京電力EP)や関西電力などの旧一般電気事業者では、検針票を「電気ご使用量のお知らせ」と呼んでいます。
実際の1か月間の電気使用量、請求金額と料金の内訳などが記載されています。
電力会社により記載内容や形式は異なりますが、契約者名、住所、供給地点特定番号、お客さま番号など、契約に関する情報も記載されていますので、取り扱いには注意が必要です。郵送でこの検針票を毎月受け取っている方は、個人情報が載っている書類ですので紛失しないように気を付けましょう。
検針票に書かれている情報の読み方
「検針票」に書かれている用語は、普段あまり目にしないものが多くありますので、主な用語の意味を理解しておきましょう。※あくまでも当社での例です。他電力会社では別の名称の可能性がありますのでご注意ください。
お客さま番号
電気のご契約ごとに電力会社から割り振られる番号です。電力会社の契約を変更する際やお問い合わせの際に必要になります。
電気のお客様番号の調べ方についてはこちらのコラムをご覧ください。
供給地点特定番号
電気を使用する場所ごとに設定されている識別番号です。電力会社の契約を切替える際や、停電など緊急時に一般送配電事業者へ問い合わせる際に必要です。供給地点特定番号とはどんなものなのか、詳しくはこちらのコラムで解説していますのでご参考ください。
ご契約種別(プラン名)
現在契約している電気料金プランの名称です。
燃料費調整額
発電に必要な燃料の価格変動を電気料金に反映させるための費用です。燃料費調整額についてはこちらのコラムで紹介しておりますので、ご参考ください。
再生可能エネルギー発電促進賦課金
国が設定した制度で、再生可能エネルギー由来のため買取金額が高くなってしまう電力を、公平に取引できるようにするため、国民全体で負担する費用です。一般的に、再エネ賦課金と呼ばれることが多いです。
再生可能エネルギー発電促進賦課金についてはこちらのコラムをご覧ください。
検針票がない?どこで手に入る?

「検針票」は毎月郵送にてご自宅へお届けされることもありますが、昨今のペーパーレス化の促進により、多くの電力会社では、郵送を希望しない限りはインターネットでの照会になっているケースが多いです。
紙の「検針票」がお手元にない場合には、ご契約中の電力会社の会員ページなどでWeb検針票が発行されていると考えられます。一度会員ページを確認してみましょう。
郵送で紙の検針票を希望する場合、毎月検針票郵送の手数料がかかる場合が多いので注意してください。
毎月の検針票をチェックして、電気代を確認!
毎月の「検針票」をチェックすることで、電気の使い過ぎが見えるようになります。前月との比較や昨年の同じ月と比較してどんな変化があるのかみてみましょう。
電気代が高くなってしまい節約したいという方は、ぜひ「まちエネ」の電気代節約コラムを確認してみてください。季節ごとに使う家電製品の効率的な使い方や気を付けるべきポイントなどをご紹介しています。
また、電気代を安くしたい方は電力会社を変更してみることも良い方法です。電力会社ごとに、おトクな電力プランや様々なライフスタイルに合わせた電力プランを取り揃えています。ご自身にピッタリの電力プランに変更することで、電気の使い方はこれまで通りでも、電気代を安くできるかもしれません。
「検針票」は、普段あまり気にしないかもしれませんが、電気の使い方を見直すのにとても役立ちます。節約や効率的な電気の利用にもつながります。
もし「検針票」がお手元にない場合でも、電力会社のWebサービスで必要な情報を確認できますので安心してください。
電気は私たちの生活に欠かせない大切なものです。今のプランが自分にあっているか、まずは「検針票」を確認することからはじめて、賢く電気を使っていきましょう。これからも電力に関する情報をお届けしますので、ぜひ参考にしてみてください。